芸能

2018年の大河ドラマ 「西郷隆盛」に内定との情報

明治維新150年の大河は西郷隆盛?

 三谷幸喜・脚本の大河ドラマ『真田丸』(主演・堺雅人)は、中盤の見せ場となる関ヶ原の戦いが迫るなか、視聴率18%(8月21日放送回、関東地区)を記録した。長州藩士・吉田松陰の妹・文(井上真央)が主人公となった前年の『花燃ゆ』が史上最低視聴率(平均12.0%)を記録したのとは対照的に堅調を維持している。

 そうしたなかで全国の自治体関係者が注視しているのが、「2018年の大河ドラマ」の制作発表である。

「『真田丸』の制作発表は2014年5月でしたし、例年、放送2年前の春から夏にかけて発表されています。2017年の『おんな城主 直虎』(主演・柴咲コウ)も昨年の今頃に発表されていた。

 近年は地元の観光への影響が大きいので、自治体側の準備も考慮して早めに発表する流れがある。そろそろ決まらないとおかしいのですが……」(NHK関係者)

 そんな状況下で駆け巡ったのが「2018年の大河は『西郷隆盛』に内定した」という情報である。NHK関連の作品に携わった経験を持つ脚本家がいう。

「2018年は明治維新150年にあたる年だから、維新三傑の一人である西郷隆盛を取り上げるということだと聞いています」

 西田敏行が主人公・西郷隆盛を演じた大河『翔ぶが如く』(1990年)や薩摩藩島津家が舞台となった『篤姫』(2008年)で時代考証を担当した鹿児島県立図書館の原口泉・館長(鹿児島大名誉教授)も、「西郷隆盛は海外からの興味も高い人物。維新150年の区切りの年に、ぜひ取りあげてもらいたい」と話す。

「最近になって、佐藤賢一さんの『遺訓』や葉室麟さんの『大獄』、林真理子さん『西郷どん!』など、直木賞作家がこぞって西郷を題材に小説を書いているのは、現代人の興味に合致するからでしょう。時代考証の依頼? まだきていませんが、手伝えることがあるならやらせてもらいたい」(原口氏)

 そうした声がある一方で、西郷内定情報の裏には「官邸と明治維新の呪縛があるのでは」という見方がある。

「大河誘致は地元への大規模な振興策となるので、過去にも大物政治家が自分の選挙区を舞台とする作品をねじ込もうとしてきた。西郷隆盛が主人公となれば、安倍首相の地元である山口県の長州藩士も、ともに維新を成し遂げた英雄として扱われる作品になっていく。維新150年というタイミングで、予算の国会承認が必要なNHKが官邸の顔色をうかがったか、“天の声”があったとしても不思議ではない」(前出の脚本家)

 何よりも、安倍首相が明治維新の精神的支柱といわれる長州藩士・吉田松陰を「尊敬する人物」と公言しているのは周知の事実だ。

※週刊ポスト2016年9月9日号

関連記事

トピックス

阪神の主砲・佐藤輝明はいかにして覚醒したのか
《ついに覚醒》阪神の主砲・佐藤輝明 4球団競合で指名権を引き当てた矢野燿大・元監督らが振り返る“無名の高校生からドラ1になるまで”
週刊ポスト
韓国整形での経験談を明かしたみみたん
《鼻の付け根が赤黒く膿んで》インフルエンサー・みみたん(24)、韓国で美容整形を受けて「傷跡がカパッカパッと開いていた…」感染症治療の“苦悩”を明かす
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
「戦争から逃れてアメリカ移住も…」米・ウクライナ人女性(23)無差別刺殺事件、犯人は“7年間で6回逮捕”の連続犯罪者
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《眞子さんが見せた“ママの顔”》お出かけスリーショットで夫・小室圭さんが着用したTシャツに込められた「我が子への想い」
NEWSポストセブン
大ヒット上映を続ける『国宝』の版元は…(主演の吉沢亮/時事通信フォト)
《映画『国宝』大ヒット》原作の版元なのに“製作委員会に入らなかった”朝日新聞社員はモヤモヤ  「どうせヒットしないだろう」とタカをくくって出資を渋った説も
週刊ポスト
米マサチューセッツ州で18歳の妊婦が失踪する事件が発生した(Facebookより)
【犯人はお腹の子の父親】「もし私が死んだらそれは彼のせい」プロムクイーン候補だった18歳妊婦の失踪事件「# findKylee(# カイリーを探せ)」が最悪の結末に《全米に衝撃》
NEWSポストセブン
不倫の「証拠」にも強弱がある(イメージ)
「不倫の“証拠”には『強い証拠』と『弱い証拠』がある」探偵歴15年のベテランが明かすまず集めるべき「不貞の決定的証拠」
NEWSポストセブン
違法賭博胴元・ボウヤーが激白した「水原と大谷、本当の関係」
《大谷から26億円送金》「ヘイ、イッペイ。翔平が前を歩いてるぜ」“違法賭博の胴元”ボウヤーが明かした「脅しの真相」、水原から伝えられていた“相棒の素顔”
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
《父・水谷豊は1人娘の背中をそっと押して》女優・趣里と三山凌輝、結婚発表の直前まで続いていた母・伊藤蘭との「家族会議」
NEWSポストセブン
大谷の口座から26億円を受け取った胴元・ボウヤーが独占取材に応じた(Aflo)
《独占スクープ》大谷翔平の26億円を騙し取った“違法賭博の胴元”が告白!「水原一平、エンゼルスとの本当の関係」【蜜月ポーカー写真の存在】
NEWSポストセブン
「部員は家族」と語ってきた中井哲之監督だが…(時事通信フォト)
“謝罪なし対応”の広陵高校野球部、推薦で入学予定だった有力選手たちが進路変更で大流出の危機 保護者は「力のある同級生が広陵への進学をやめると聞き、うちも…」
週刊ポスト
還暦を過ぎて息子が誕生した船越英一郎
《ベビーカーで3ショットのパパ姿》船越英一郎の再婚相手・23歳年下の松下萌子が1歳の子ども授かるも「指輪も見せず結婚に沈黙貫いた事情」
NEWSポストセブン