撮影/雑誌協会代表取材

結婚問題は進展せず(撮影/雑誌協会代表取材)

◆「家族全体の苦しみ」美智子さまのお考え

 その慧眼のとおり、小室さんの周囲では次々と問題が明るみに出ていった。秋篠宮ご夫妻はたびたび皇居を訪れ、上皇上皇后両陛下と話し合ってこられたという。

「美智子さまのお考えは、この事態は家族全体、つまり天皇ご一家全体の苦しみであり、眞子さまが考えを深めることを助力されるべきだということです。平成の30年間にわたって、上皇陛下とご一緒に皇室全体のことを考え続けてこられた、美智子さまらしいお考えです。

 それを繰り返し、紀子さまにも伝えてこられたのでしょう。時には、厳しいお言葉で語りかけられることもあったようです。美智子さまは今も憂いを深められているといいます」(前出・宮内庁関係者)

 これは家族全体の問題であって、「眞子さまの考え」だけではない──そのアドバイスは、今になって紀子さまの心に深く響いていることだろう。

「眞子さまのお気持ちは、すぐにでも結婚したい、というものです。ご両親に対しては、ますます『いつになったら許してくださるのですか』という姿勢なのです。

 紀子さまはそれを尊重したいという本音はありつつも、やはり皇室全体のことにも考えをめぐらせなければなりません。もちろん、将来の天皇である悠仁さまにとって、どういう選択をすべきかということもあります」(前出・宮内庁関係者)

 美智子さまと紀子さまと眞子さま──お互いを思いやられる心がからみ合い、容易にはほどけない“固い結び目”となってしまったようだ。

※女性セブン2020年2月20日号

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