一連の問題点について、宮内庁に見解を求めると、次のような回答だった。
「(生産品の持ち帰りを)私的に行っていたことはない。(元牧場長の野菜の栽培は)職員に貸与される宿舎地域の環境整備の一環として、野菜等の栽培を行っていた。私的な栽培はなかった。農機具は使用していない。(飲酒しながらの農機具の運転は)そのような事実は承知していない」
家畜も農作物も、長い時間と手間の上に育てられる。だが、御料牧場があるべき姿に戻るのに、そんな悠長なことは言っていられない。
(了。前編から読む)
※女性セブン2023年5月4日号