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大相撲八百長問題でも注目 消去メール復元には2万~10万円

これまで幾度となく報じられてきた大相撲の八百長問題。それでも相撲協会がいい逃れてきたのは確たる物的証拠があがらなかったため。昨年の野球賭博の捜査に際し、力士たちは押収された携帯のメールを消去していたが、警視庁によって復元され、八百長問題が発覚した。

消去されたメールの復旧について、パソコンや携帯電話のデータ復旧サポートを行っている『Dr.DATA』の店舗責任者・高野信彦さんはこう語る。

「ただ単に削除されたメールの復旧であれば、高い確率で可能です。しかし、一度、削除された記憶領域に新たなメールが上書きされてしまうと、元のメールを復旧できる可能性は極めて低い。携帯の機種、上書きされているか、分解作業が必要か、といったことで料金も異なります。2万~3万円ですむ場合もありますし、高いケースだと10万円近くにもなります」

メールを削除するのは、完全に“消去する”ということではないと、高野さんは解説する。

「パソコンでデータを削除する際、ごみ箱に移しますが、あのイメージです。つまり、メールの保管場所を変えて見えなくなっているだけで、完全に消えているわけではありません。ですから復旧が可能なのですが、上書きされるとそれが難しくなるのです」

ということは、押収された力士の携帯のメールの中にも、上書きされて既に残っていなかったものもあるのではないだろうか。

「メールは通常、通信会社のサーバーを通って送られます。そのサーバーには記録が残っていて、今回はそれを押収して調べたのではないでしょうか」(前出・高野さん)

※女性セブン2011年2月24日号

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