国内

本宮ひろ志氏 ビル・ゲイツらとのゴルフに誘われた経験アリ

『俺の空』『硬派銀次郎』『サラリーマン金太郎』など数々の名作を生み出してきた漫画家・本宮ひろ志氏が、孫正義氏、ビル・ゲイツ氏とにまつわる仰天エピソードを語った。プロインタビュアー・吉田豪氏が本宮氏に切り込む。

 * * *
本宮:俺がハワイにいたとき、孫さんは自家用ジェットで金曜日にポンと来て。「日曜日にオーガスタでゴルフやるから本宮さん一緒に行こう」って言うわけ。で、向こうのメンバーはビル・ゲイツとスティーブ・ウィン(ラスベガスのカジノ王)だって。

――豪華すぎますよ!

本宮:気持ち悪がられるよな、こんな話。で、「申し訳ないけど、俺は英語もしゃべれないし、ビル・ゲイツもスティーブ・ウィンも興味ないし、ゴルフ場なんて穴が開いてりゃどこでもいいと思うタチだから、悪い、俺そこまで行く元気ない」って言ったら、「わかりました、じゃあ僕も行くのやめます」ってなったけどね。

 ただ、そこには行かなかったけど、ビル・ゲイツやスティーブ・ウィンが現実にいるっていう匂いは嗅げるわけですよ。菅直人と電話で話しても、総理大臣という匂いは嗅げるよね。そういう匂いを嗅いで俺が漫画描くと、大抵ネットやなんかでは「ホントに大袈裟なことばっかり描きやがって」とか言われてるけど、現実にそういうことってあるわけじゃん。「俺の知り合いの知り合いが……」って言ったら、「ちょっと待て、知り合いの知り合いで重ねていけばオバマまでいくぞ」って話じゃないですか。オバマに会うことだって不可能じゃないんですよ!

 たかだか漫画家ふぜいでも、漫画村から外を見ようとすれば、いろんな景色に接せられるということかな。

※週刊ポスト2011年7月8日号

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン