芸能

岡本夏生 月々数百万円だったカードの支払いが数万円に激減

 昨年、再ブレイクを果たした岡本夏生(45)。“ハイレグの女王”として芸能界に登場し、バブルを謳歌した20代。そして、メディアから“干され”、芸能界の表舞台から姿を消した“失われた10年”について語ってくれた。

 * * *
 自ら「潜伏期間」と呼ぶ再ブレイクまでの10年間。世間の価値観からすればまさに“干された”岡本。しかし彼女は、「それでよかったのよ」といって笑う。

「変な話、雑巾だって毎日使えば擦れる。暇になったおかげでたっぷり寝られるようになったし、お風呂にゆっくりはいれるからお肌が回復したわ。外食をやめて自炊するようになったから、健康そのものだし、体形も維持できたのよ」

 マンションを購入し、ローンを繰り上げ返済していたことも大きかった。

「貯金はあったんで、34才のときに憧れの渋谷区に億ションを購入したの。ある日、利息の恐ろしさに気づいて、貯金のあるうちに払っちゃおうと37才で繰り上げ完済。それでギリギリ間に合った。いま思えば仕事も激減したことだし、あと3年遅かったら、ローンの支払いができなかったわ」

 いわば「絶妙のタイミング」で暇になったのだ。そしてローン返済を機に、お金に対する考え方が180度変わったという。

「バブル時代は“お買い物中毒”って感じで、高い時計だっていいなと思ったら2個でも3個でも買いまくってた。でも、私は極端な性格だから、いきなりキュッと蛇口を閉めたわけ。あ、ブランド品買うのやめよ、海外旅行やめよ、ゴルフやめよ、ってパッパッパッて蛇口閉めていったの。

 そうしたら逆に、節約に生きがいを感じ始めたわけよ。どれだけ切りつめられるかって。例えば電気代だって、マンションが広いから4人暮らしくらいのアンペア数だったのを、ひとり暮らし用に落とせば毎月の基本料が変わるじゃない。車の保険を見直すとか、年会費払ってるのに使っていないカードを解約しようとか。それまで当たり前だと思ったものを、当たり前と思わなくなった。“世の中に当たり前なんて何ひとつないんだ”ってことに気がついたの」

 20代のころに山のように買ったまま使っていなかったバッグや洋服が年をとってようやく身の丈に合ってきたので、必要なものや欲しいものは何もなかった。新たに買うものといえばトイレットペーパーや洗剤、生理用品などの日用品だけ。カットに1回1万5000円かけていた美容院代も、1年に1回2000円ですますようになった。

「化粧品だって、高いメーカーのものなら一式十数万円のものもある。でも、私は1000円くらいの馬油だけで充分。ヨガも以前はスポーツジムに通っていたけど、自宅でするようになったから、思い立ったら1分で始められるわよ」

 気づけば、月々数百万円だったカードの支払いが、月数万円くらいに減っていた。生活費はマンションの管理費も含めてかなりの節約に成功したという。

※女性セブン2011年8月4日号

関連記事

トピックス

事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《あなたとの旅はエキサイティングだった》戦力外の前田健太投手、元女性アナの年上妻と別居生活 すでに帰国の「惜別SNS英文」の意味深
NEWSポストセブン
1992年にデビューし、アイドルグループ「みるく」のメンバーとして活躍したそめやゆきこさん
《熱湯風呂に9回入湯》元アイドル・そめやゆきこ「初海外の現地でセクシー写真集を撮ると言われて…」両親に勘当され抱え続けた“トラウマ”の過去
NEWSポストセブン
笑顔に隠されたムキムキ女将の知られざる過去とは…
《老舗かまぼこ屋のムキムキ女将》「銭湯ではタオルで身体を隠しちゃう」一心不乱に突き進む“筋肉道”の苦悩と葛藤、1度だけ号泣した過酷減量
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン
折田楓氏(本人のinstagramより)
「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が県議会委員会で物議《県知事らによる“企業表彰”を受賞》
NEWSポストセブン
“ボディビルダー”というもう一つの顔を持つ
《かまぼこ屋の若女将がエプロン脱いだらムキムキ》体重24キロ増減、“筋肉美”を求めて1年でボディビル大会入賞「きっかけは夫の一声でした」
NEWSポストセブン
チームを引っ張るドミニカ人留学生のエミールとユニオール(筆者撮影、以下同)
春の栃木大会「幸福の科学学園」がベスト8入り 元中日監督・森繁和氏の計らいで来日したドミニカ出身部員は「もともとクリスチャンだが幸福の科学のことも学んでいる」と語る
NEWSポストセブン
横山剣(右)と岩崎宏美の「昭和歌謡イイネ!」対談
【横山剣「昭和歌謡イイネ!」対談】岩崎宏美が語る『スター誕生!』秘話 毎週500人が参加したオーディション、トレードマークの「おかっぱ」を生んだディレクターの“暴言”
週刊ポスト
”乱闘騒ぎ”に巻き込まれたアイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」(取材者提供)
《現場に現れた“謎のパーカー集団”》『≠ME』イベントの“暴力沙汰”をファンが目撃「計画的で、手慣れた様子」「抽選箱を地面に叩きつけ…」トラブル一部始終
NEWSポストセブン
母・佳代さんのエッセイ本を絶賛した小室圭さん
小室圭さん “トランプショック”による多忙で「眞子さんとの日本帰国」はどうなる? 最愛の母・佳代さんと会うチャンスが…
NEWSポストセブン
春の雅楽演奏会を鑑賞された愛子さま(2025年4月27日、撮影/JMPA)
《雅楽演奏会をご鑑賞》愛子さま、春の訪れを感じさせる装い 母・雅子さまと同じ「光沢×ピンク」コーデ
NEWSポストセブン
自宅で
中山美穂はなぜ「月9」で大記録を打ち立てることができたのか 最高視聴率25%、オリコン30万枚以上を3回達成した「唯一の女優」
NEWSポストセブン