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話題の“酵素”「被曝による発がんリスク軽減効果」と専門医

 女性誌や健康番組で相次いで酵素特集が組まれ、芸能界でも小森純(25)や吉川ひなの(31)らが、ダイエットや美容のために酵素食品を愛用していると公言するなど、酵素が大ブームだ。酵素を生かした治療を取り入れている鶴見クリニック(東京・八丁堀)の鶴見隆史院長はこう話す。

「そもそも酵素というのは私たちの体の中にあって、消化から排泄まで健康を保つ上で必要不可欠な物質なんです」

 酵素には、体内の毒素を掃除し細胞の老化を防いでくれる働きがあるために、アンチエイジングの効果も期待できるという。

「酵素は、老化の原因となる活性酸素に対抗する抗酸化物質のひとつです。この時期気になるシミやしわは、皮膚の中に活性酸素が発生することが原因なのです」(鶴見院長)

 活性酸素は病気のもとにもなる。動脈硬化や糖尿病といった生活習慣病を引き起こし、最悪の場合、細胞のDNAを壊すことによってがんを引き起こすことが知られている。

「体細胞が放射線にさらされると活性酸素が体内に発生し、その働きによってがんが発生するといわれています。したがって酵素を摂取することで、被曝による発がんリスクを避けられる可能性が大いにあると思います」(鶴見院長)

※女性セブン2011年8月11日号

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