ライフ

石田衣良氏 40~50代でも日本女性は韓国女性より若く見える

 40代は女性にとってさまざまな変化が訪れる時期だ。子供の反抗期、年老いた親の介護、夫の関係にも気を配らなければならない。そのうえ、ホルモンバランスの乱れが始まって更年期障害に悩む人もいる。そんな波乱の時期を乗り越えて充実した40代を心豊かに生きるためのヒントを、『池袋ウエストゲートパーク』(文藝春秋)などの作品で知られる作家の石田衣良さん(51)に聞いた。

 * * *
 全般的にいえることですけど、日本の女性は40代になってもみなさんきれいです。韓流ブームの昨今、韓国の人は肌がきれいで美人だといわれてますけど、実際に韓国に行ってみると、40~50代でも日本の女性のほうがずっと若々しく見える人が多い。そういう意味では自信をもっていいんじゃないですか。

 最近はよくお笑い芸人たちが『熟女好き』を公言したりしていますけど、若い男性も本当に女性が年上であることを気にしなくなりました。

 自分の“年齢”を理由に最初から引いてしまう女性も多いようですけど、もったいないと思います。それに、男性にモテる40~50代の女性って、とくに美人とかスタイルがいいというわけじゃないんですよ。

 男性にとって魅力的に感じるR40女性のポイントは「会話と表情」です。

 若いときはどうしても会話が自分中心になりがちで、頭をよく見せようとか、面白い人に見せようとしてしまう。でも大人の女性は、いろいろな経験を積んできているぶん、相手の話をちゃんと聞ける。若い男の子の“背伸び”も、中年男性の“見栄”もきちんと受け入れてあげられるんです。男は単純だから、自分の話をちゃんと聞いて興味を示してくれるだけで、簡単にコロッといっちゃうんですよ。

 こうしたR40女性ならではの包容力は、話しているときの表情にも表れます。明るさでもセクシーさでもいいんだけど、相手に感情がダイレクトに伝わるような表情は、男性にとってとても魅力的に映るんです。

※女性セブン2011年9月8日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平がこだわる回転効率とは何か(時事通信フォト)
《メジャー自己最速164キロ記録》大谷翔平が重視する“回転効率”とは何か? 今永昇太や佐々木朗希とも違う“打ちにくい球”の正体 肩やヒジへの負担を懸念する声も
週刊ポスト
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
『凡夫 寺島知裕。「BUBKA」を作った男』(清談社Publico)を執筆した作家・樋口毅宏氏
「元部下として本にした。それ自体が罪滅ぼしなんです」…雑誌『BUBKA』を生み出した男の「モラハラ・セクハラ」まみれの“負の爪痕”
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン