スポーツ

横浜DeNA中畑監督 「負けてもいい。元気だけは出そう」

 キャンプ直後のインフルエンザに始まって、連発する駄洒落やおどけたパフォーマンスで、スポーツ紙の1面を飾ってきた横浜DeNAの中畑清監督。春田真・オーナーが「現段階で120%」と絶賛する宣伝効果は確かにあったというほかない。
 
 しかし、肝心の野球の方は頼みの筒香嘉智が故障し、昨年1勝の国吉佑樹が開幕投手ときては、お寒い限り。
 
 そんな中で中畑節がハチャメチャになってきた。
 
「見逃し三振は大嫌いだ」
 
「ベンチで声を出せ。チームの一体感が出る」
 
 などとイマドキの高校野球でもいわないような“指示”を繰り返し、果てはこんな発言まで飛び出した。
 
「負けてもいい。元気だけは出そう」
 
 こうも堂々と負けを容認されては選手もファンもガックリくる。この発言を聞いたファンは、「元気な100敗かよ……」と自虐気味に笑った。
 
 監督の威厳もどこへやら。サインミスを「あれは自分の間違いだった、ゴメンナサイ」と選手に謝ったり、オープン戦に負けた試合後、スタンドのお客さんに「勝てなくてスミマセンでした」と頭を下げる。まるで欽ちゃんのゴールデンゴールズみたいだ。
 
「最初は微笑ましいけど、だんだん情けなくなってくる。ミーティングではチームの現状に危機感いっぱいの高木豊ヘッドコーチに“黙っててくれ”といわれてシュンとなってしまっていた」(球団職員の一人)
 
 あれ、「元気」はどこへ……? ある新任コーチはこう呟いた。
 
「ヒドいヒドいと聞いてはいたが、来てみると実際に厳しい。エラいところに首を突っ込んじゃった」

※週刊ポスト2012年3月23日号

関連記事

トピックス

大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
「What's up? Coachella!」約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了(写真/GettyImages)
Number_iが世界最大級の野外フェス「コーチェラ」で海外初公演を実現 約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン