ライフ

陰湿なママ友のいじめ「次々と話しかけトイレに行かせない」

 新学期が始まる4月。入学やクラス替えなど、子供たちにも不安なことがたくさんあるが、お母さんたちも「ママ友」同士の人間関係で悩むことも少なくないという。

 女性たちが警戒するのは、ママ友関係にヒビがはいり、仲間外れにされてしまうことだ。ときには同じ派閥、同じグループに属するママ友の間にもそうしたことは起こり得る。仲良しだと思っていたら、ある日突然裏切られたというのは、Dさん(40代・会社員)だ。

「夫と離婚してシングルマザーになってすぐのこと。夏祭りの準備をする役員を引き受けていたんですが、急に日帰り出張がはいって作業に間に合わなくなってしまいました。同じ町内会で仲のいいママ友の役員にお詫びのメールをすると、すぐに『大丈夫! こっちはなんとかするからお仕事頑張って! いつも応援してるからね』の返信が。いいママ友を持ったなぁとしみじみ感謝したものです」

 ところがDさんは、後日、役員のトップから「○○さんが、あなたが来なかったからとても大変だったってこぼしてたわよ。○○さんに謝ってください」といわれてしまったという。

「聞いた話では、“ママ友”が役員トップの自宅まで行って、私が仕事を理由に役員の仕事をおろそかにしたとグチっていたとか。いい人だと思ってたのに…。でも、子供同士は仲がいいから文句もいえなくて」

 と信頼していた友人から裏切られたショックを隠しきれないDさん。さらには、“疎外”どころか“いじめ”に発展してしまう場合もある。

「中学校の体育館で行われた行事に参加したときのこと。ママのひとりをターゲットにして、“トイレに行かせないようにする”いじめがありました。寒い時期で、ある程度時間がたてば、当然トイレに行きたくなる。そこでそのママが会場を出ようとすると、『あら、こんにちは』と声をかけて、立たせたままで井戸端会議をスタート。ギリギリまで我慢して、おろおろしているのを見て陰で笑っていたそうです」

 というのはEさん(30代)だ。最初は「そんな小学生でもやらないようなことを…。まさか、気のせいだよね」と思っていたが、いじめのリーダー格のママ友が「その“まさかね”のグレーゾーン程度に意地悪をするのがコツなのよ」といって笑うのを聞き、背筋が寒くなったという。

※女性セブン2012年5月3日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷の「二刀流登板日」に私服で観戦した真美子さん(共同通信)
「私服姿の真美子さんが駆けつけて…」大谷翔平が妻を招いた「二刀流登板日」、インタビューに「今がキャリアの頂上」と語った“覚悟と焦燥”
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚を発表した(左・Instagramより)
《お腹にそっと手を当てて》ひとり娘の趣里は区役所を訪れ…背中を押す水谷豊・伊藤蘭、育んできた3人家族の「絆」
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
《前科は懲役2年6か月執行猶予5年》「ストーカーだけでなく盗撮も…」「5回オートロックすり抜け」公判でも“相当悪質”と指摘された谷本将志容疑者の“首締め告白事件”の内幕
NEWSポストセブン
硬式野球部監督の退任が発表された広陵高校・中井哲之氏
【広陵野球部・暴力問題で被害者父が告白】中井監督の退任後も「学校から連絡なし」…ほとぼり冷めたら復帰する可能性も 学校側は「警察の捜査に誠実に対応中」と回答
NEWSポストセブン
隆盛する女性用ファンタジーマッサージの配信番組が企画されていたという(左はイメージ、右は東京秘密基地HPより)
グローバル動画配信サービスが「女性用ファンタジーマッサージ店」と進めていた「男性セラピストのオーディション番組」、出演した20代女性が語った“撮影現場”「有名女性タレントがマッサージを受け、男性の施術を評価して…」
NEWSポストセブン
海外SNSで大流行している“ニッキー・チャレンジ”(Instagramより)
【ピンヒールで危険な姿勢に…】海外SNSで大流行“ニッキー・チャレンジ”、生後2週間の赤ちゃんを巻き込んだインフルエンサーの動画に非難殺到
NEWSポストセブン
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
NEWSポストセブン
Benjamin パクチー(Xより)
「鎌倉でぷりぷりたんす」観光名所で胸部を露出するアイドルのSNSが物議…運営は「ファッションの認識」と説明、鎌倉市は「周囲へのご配慮をお願いいたします」
NEWSポストセブン
逮捕された谷本容疑者と、事件直前の無断欠勤の証拠メッセージ(左・共同通信)
「(首絞め前科の)言いワケも『そんなことしてない』って…」“神戸市つきまとい刺殺”谷本将志容疑者の“ナゾの虚言グセ”《11年間勤めた会社の社長が証言》
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“タダで行為できます”の海外インフルエンサー女性(26)が男性と「複数で絡み合って」…テレビ番組で過激シーン放送で物議《英・公共放送が制作》
NEWSポストセブン
谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン