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解任の薄熙来・前重慶市書記 2人の息子が事件後消息不明に

 妻の英国人殺害事件の関与や自らの腐敗問題などの疑いで、中国共産党政治局員や党中央委員など一切の職務を解任された薄熙来・前重慶市書記の2人の息子が姿を消したことが話題になっている。

 まず、薄熙来氏と現在の妻、谷開来氏の間にできた薄瓜瓜(クアクア)氏(26)。瓜瓜氏は10歳のときから英国に留学し、名門のハーロー校に入学したのだが、この英国留学に関わったのが、昨年11月、重慶市で殺されたとされる英国人実業家のネール・ヘイウッド氏だった。

 ヘイウッド氏は薄熙来氏が大連市長からの親しい友人で、ヘイウッド氏は当初、瓜瓜氏の家庭教師を務め、瓜瓜氏の英国留学を手伝ったという。

 この縁で、ヘイウッド氏は薄家との関係を深め、薄氏の妻で弁護士の谷開来氏のビジネスパートナーとなったとされる。

 谷氏は不正にためた裏金を海外に不法に送金することをヘイウッド氏に頼んだが、ヘイウッド氏が要求した見返りが多額だったことから、逆にヘイウッド氏を亡き者にしたと伝えられる。

 瓜瓜氏はハーロー校を卒業後、ヘイウッド氏の進学指南もあり名門のオックスフォード大学に進み、その後、米ハーバード大学ケネディスクール(行政大学院)に入り、今年卒業予定だった。

 瓜瓜氏は党政治局員というスーパーエリートの息子であり、ちやほやされ、学費や生活費も潤沢で、家賃が月額2300ドル(約16万円)の高級マンションに住み、赤いフェラーリを乗り回すという派手な生活を送っていたとされる。

 昨年12月、ニューヨークの中国総領事公邸で行なわれたクリスマスパーティでは、ボストンから件のフェラーリで総領事館前まで乗り付け、そのスーパーリッチぶりを見せつけた。さらに、パーティでめぼしい中国人女性を見つけると、フェラーリでどことも知れず消えた。総領事も党政治局員の息子の放蕩には見て見ぬ振りをしていたという。

 ところが、今年3月に薄氏が重慶市トップを解任されたあと、4月には党政治局員なども全職務を解任されたことから、その後、ハーバード大学から姿を消し、消息不明となった。その後、ハーバード大学の学生新聞に「フェラーリには乗ったことがない」などとのコメントを発表した。

 薄熙来氏のもう一人の息子は李望知氏(36)。望知氏は薄氏が離婚した先妻の李丹宇さんとの間にできた子供で、2001年に米コロンビア大学のビジネススクールを優秀な成績で卒業後、米シティバンクに入社。ニューヨークの本店で資産運用を担当。李氏は妻子があり、堅実な銀行マンとして生活を送っていたようだ。

 その後、香港で、日本人ビジネスマンと共同で、大連産の牛肉を日本に輸出する会社を設立し、ビジネスは順調だったようだ。自身は香港に住み、薄熙来氏から送られてくる裏金を運用する役割も果たしていたとの疑惑がでている。

 その李氏も現在は消息不明で、香港メディアの取材に妻子は「プライベートなことは教えられない」と答えている。

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