芸能

AKBオタクの男性は結婚相手に最適とマーケティング専門家

 大きな盛り上がりを見せたAKB48の第4回選抜総選挙。メンバーに熱狂するオタク男性の姿をみて、“イケてないし、モテないんだろうな…”、と思った人は考え方を改めたほうがよさそうだ。「彼らはとても夫向きなんです」――こう話すのは『「ゆるオタ君」と結婚しよう!』(講談社)の著書がある、マーケティングライターの牛窪恵さんだ。AKBファンの男性と、そうした男性と結婚した女性に取材を重ねた牛窪さんは、AKBオタクの男性に多くの“モテ要素”があることを確信したという。以下は牛窪さんの解説だ。

 * * *
 一昨年の秋ごろから、“オタ婚活”が盛り上がりを見せています。当初はオタク同士の男女が知り合う婚活イベントが中心でしたが、次第にライトなオタク“ゆるオタ”の女性も参加するようになりました。そして最近、オタクの男性をターゲットにするオタクではない女性も増えてきています。女性にとっては30才までに結婚して30代前半に子供を産みたいというのがひとつの目安になっていて、こうしたなかで当初は“圏外”だと思っていた男性にアプローチするケースが増えてきているのです。

 ゆるオタの男性は結婚相手としてオススメで、とくにAKB48にハマっているゆるオタの男性は夫として最適であるといえます。ゆるオタですから、AKB48のCDをひとりで20枚も30枚も買い集めていたり激しくオタ芸をやったりするような男性より、もう少しゆるくハマっている人を指します。

 オススメの理由のひとつは、女性に対して強いリスペクトがあるからです。AKB48は、“裏側”をすごく映しますよね。例えばドキュメンタリー映画で、舞台裏では酸欠になりながらもステージでは笑顔で歌うメンバーの姿も映している。そういう姿を見て女性が陰で頑張っていることを、初めて知ったオタクの男性が非常に多いんです。そうしたことから、彼らには働く女性を応援する気持ちがすごくある。結婚後、イクメンになる可能性も高いと思います。平日の握手会や劇場でのライブにも行っているので、会社に有給休暇を申請するのに慣れていたりもする。家事や育児のための時間を割くのにも、それほど負担にならずにできるのではないでしょうか。

 それにAKBオタクには、まじめで博識な男性が多いです。彼らの多くが、AKB48のぐぐたす(Google+)を利用したり、2ちゃんねるの地下アイドル板や、メンバーのブログや、ファンのサイトなどを毎日のようにチェックして情報収集をしています。こうしたサイトの情報だけでもかなりの量になります。サイトでは、ファン同士の書き込みも次々に重なっていくので、倍々ゲームで情報が増えていきます。それを知識として日々、蓄積していくのには、高度な情報スキルを必要とするはずです。

 年収でのプラス面もあります。AKBオタクには、秋葉原が“聖地”ということもあって理系が多いのが特徴です。理系の学部出身の男性は、文系の学部出身の男性と比べて平均年収が42万円高いというデータがあります(2011年 経済産業研究所調べ)。理系の男性は、いかに無駄をなくして効率よく行うかを考えるので、何ごとも順序立って考えられるんですよね。これは家事や育児にも向いていると思います

 このように、AKBオタクは、夫として女性が求める要素を多く持っています。婚活中の女性は、彼らのようなゆるオタ君も対象として考えてみては? 秋葉原にはAKB48カフェがあり、女性の姿もけっこう目立ちます。こういったリアルの場やAKBファンのSNSで出会いを探すのもひとつの手だと思います。

関連記事

トピックス

オフの日は夕方から飲み続けると公言する今田美桜(時事通信フォト)
【撮影終わりの送迎車でハイボール】今田美桜の酒豪伝説 親友・永野芽郁と“ダラダラ飲み”、ほろ酔い顔にスタッフもメロメロ
週刊ポスト
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン