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「首相官邸は風水的には最悪」と風水建築デザイナーが診断

 風水では、人間を取り巻く環境の中で、もっとも長く身を置く場所である「住まい」を最重要視する。では国を預かる総理大臣の住まい=首相官邸は風水的に見てどうなのだろう。風水建築デザイナーで由美里風水研究所代表の直居由美里氏に診断してもらった。

 * * *
 首相官邸を風水診断すると、実は最悪だということをご存じでしょうか。

 まず、前庭に池があるのが良くありません。いざという時に水を抜いて、ヘリポートとして使用することになっており、自慢の“隠れ機能”だそうですが、実は、玄関前に溜め水があるというのは家運の衰退を招く凶相です。官邸の家運とはいうまでもなく「政権の運」です。

 池の中にゴツゴツした石が置かれ、水面から顔を出しているのも良くないです。風水的には、池=水は人を癒すもの。一方、石は外部からの攻撃を跳ね返すもの。全く役割の異なるものが同居することで、両者の間に戦いが生まれ、それぞれの役割を打ち消し合ってしまいます。

 また、正面玄関をパッと見た時、どこが入り口なのかがわかりにくいのも欠点です。玄関は家の顔であり、その場所がわかりにくいということはリーダーの不在を暗示しています。

 1929年から使われ続けた旧官邸に代わり、現在の官邸が使われ始めたのは2002年4月。自民党の小泉純一郎氏が首相の時でした。

「変人」と呼ばれ、特異なパワーのあった小泉氏は2006年9月まで政権の座に座り続けることができましたが、その後、首相となった安倍晋三氏、福田康夫氏、麻生太郎氏は1年しか政権が持たず、歴史的な政権交代によって首相の座に就いた民主党の鳩山由紀夫氏は9か月、その後を継いだ菅直人氏は粘りに粘ってもやっと1年3か月しか続きませんでした。現在の野田佳彦首相も、政権基盤は不安定になっています。

 日本の政治を安定させるためには政界再編によって強力なリーダーの登場を期待する前に、風水に従って首相官邸を改築する必要があるのかもしれません。

※週刊ポスト2012年9月7日号

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