芸能

AKB『ポニーテールとシュシュ』元ネタはドリフのヒゲダンス

『ディープピープル』案内役の関根勤と中川翔子

10月28日(日)24:10からオンエアされる『ディープピープル』(NHK総合)に、AKB48や少女時代、NEWSらトップアイドルの振り付けを手がける注目の「振付師」3人が登場する。同番組は、同じ道を極めた3人のプロフェッショナルが、司会なしでその神髄を徹底的に語り合う新型トーク番組。案内役の関根勤と中川翔子は別スタジオでモニタリングしながら、マニアックなコメントを加える。

 28日の放送では、牧野アンナ、仲宗根梨乃、杉谷一隆(振付稼業air:man主宰)の3人が、華やかなダンスに秘められた裏技の数々を披露。『ヘビーローテーション』や『MR.TAXI』などのヒット曲を例に、AKB48をかわいく見せるための手の動きや、少女時代のセクシーさを引き出す腰の動きなど、アーティストを輝かせるテクニックについて、PVやライブ映像、実演を交えながら臨場感たっぷりに解説する。さらに、秋元康からのダメ出しエピソードなど、振付師ならではの苦労もぶっちゃけトーク。振り付けの世界が凝縮された30分間となっている。

 老若男女の記憶に残る「キャッチーな振り付け」を生み出すために、それぞれ試行錯誤してきた3人。牧野は、AKB48の『ポニーテールとシュシュ』の振り付けで、意外なものをヒントにしたことを明かす。それは、ザ・ドリフターズの“ヒゲダンス”。あのペンギンのようなコミカルな動きをAKB流のかわいい振り付けにアレンジし直したのだ。

さらに、『フライングゲット』ではピンク・レディーの振り付けを応用したという。一方、仲宗根はマイケル・ジャクソンを少女時代に取り入れた例を、杉谷は『おかあさんといっしょ』(NHK Eテレ)で培った振り付けメソッドを公開。それぞれ発想の源泉を惜しみなく語り合う。

 このほか牧野直筆の、緻密に計算されたAKB振り付けノートや、air:manが制作したCM『酔わない!ウメッシュ』のお蔵入りになった幻の振り付け動画など、ここでしか見られない貴重な映像満載でOAされる。

この3人を紹介すると、牧野はAKB48・SKE48の振付師で、“ダンスの技術が高くなくてもかわいく踊れる振り付け”を信条とするアイドル振付のエキスパート。仲宗根は美脚ダンスで知られる少女時代や東方神起などのK-POPアーティストを手がける振付師。ブリトニー・スピアーズのバックダンサー経験などで培った“カッコかわいい”振付が特徴。杉谷は7人組ユニット、振付稼業air:man(エアーマン)の主宰。『酔わない!ウメッシュ』などのCMからアーティストのPV、『おかあさんといっしょ』まで、あらゆるジャンルにわたり年間1000パターンもの振付を生み出す。

今後のラインナップとして、11月4日オンエアでは、「FMラジオDJ」小林克也×クリス・ペプラー×ピストン西沢。11日は「スピードスケート・男子500M」清水宏保×長島圭一郎×加藤条治。18日は「ヒットCM~企画の裏側~」澤本嘉光×箭内道彦×山崎隆明が出演予定。

関連キーワード

関連記事

トピックス

役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月20日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン