芸能

浮気性だった桑名正博さん 他人には計り知れない妻との関係

 今年7月、脳幹出血で倒れた桑名正博さん(享年59)は、結局一度も意識が戻ることなく逝ってしまった。数々の浮名を流してきた桑名さんを看取ったのは、妻の栄子さん(49才)だった。

 桑名さんと妻・栄子さんが出会ったのは1983年頃。当時、桑名さんは1980年5月に結婚した前妻のアン・ルイス(56才)と婚姻中だった。

 桑名さんは1984年にアンと離婚。息子の美勇士(31才)の親権はアンが持つことに。桑名さんと栄子さんは、しばらくは籍を入れずに、同棲生活を続けていたが、彼女の妊娠をきっかけに1987年11月に結婚。翌年2月には次男・錬(24才)も誕生し、ようやく幸せな家庭を手に入れたかに見えた。しかし、桑名さんの女性問題は後を絶たなかった。

「桑名さんは、アンさんのときよりはずいぶん飲みに行くことが減りましたが、やっぱりモテますからね。ガールフレンドも多いし、お酒が回ってつい口説いちゃうなんてこともよくありました」(音楽関係者)

 夫のために懸命に尽くす栄子さんにとっては、心がざらつくこともあった。

「基本的に浮気は絶対に許しません」というのが、栄子さんの本心だったが、「行為自体じゃなく恋愛がしたい」と無邪気に語る桑名さんを、いつも最後は許してしまったのだという。

「夫の浮気を許しているわけではないですが、桑名さんの女癖に関してはもう病気だって諦めていたんですよ」(栄子さんの知人)

 桑名さん自身、こんなことを語ったことも。

「女性や音楽のことも含めてぼくはビョーキやからね。いちばん必要なのは看護師さん、完全看護してもらいたい」

 どこまでも明るく無邪気な桑名さん。浮気相手とホテルに行き、ベッドの上から栄子さんに「この女、やらしてくれへん」と電話したときも、栄子さんは「そこまで引っ張っていったらやらせなさいよ」と浮気相手に言い放ったこともあったという。信じ難い話ではあるが、この夫婦には他人では計り知ることのできない関係が築き上げられていたのかもしれない。

※女性セブン2012年11月15日号

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン