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五輪「独島は我々の領土」韓国代表が日本人コーチ家族へ謝罪

 ロンドン五輪のサッカー日本代表はメキシコ五輪以来の3位決定戦(8月10日)に進出するも、韓国に敗れて涙を飲んだ。この試合の後味を悪くしたのが、韓国代表の朴鍾佑選手による「独島は我々の領土」の横断幕を掲げたパフォーマンスだった。

 その一件がきっかけで辛い日々を過ごす目に遭ったのが、韓国代表のフィジカルコーチを務めた池田誠剛氏だ。

 池田氏は試合後に「サポーターから竹島の問題について書かれたメッセージボードを渡され、大きな意味を考えずに掲げてしまったようだ」と新聞記者に朴選手をかばう発言をしたところ、ネット上で「売国奴死ね」「日本に帰ってくるな」と心ない批判を浴び、妻と2人の娘が暮らす日本の自宅には脅迫めいた電話が何本もかかった。

 そうした波紋を知った朴選手は、「ご家族に直接謝罪したい」と池田氏に申し出た。池田氏からこの話を聞いたライターの元川悦子氏が語る。

「池田さんが断わっても、朴選手は『謝らないと申し訳なくて仕方がないから』と強くお願いしたそうです」

 謝罪は池田氏の家族がソウルを訪れた8月下旬に実現した。朴選手は家族が宿泊するホテルを訪れ、片言の日本語を交えた韓国語で『本当に申し訳ありませんでした』と深々と頭を下げて謝罪した。その後、一緒に記念写真を撮影し、打ち解けたという。

「五輪の場で政治的なメッセージを掲げることは到底許される行為ではないけれども、洪明甫監督が韓国代表のMVPと認めるほど朴選手がチームに献身的に貢献していたことを池田さんは知っていたから、記者にあのように答えたそうです。この騒動を教訓にして、サッカーを通じて日韓がもっと協力し合える関係になってほしいと池田さんは強調していました」(元川氏)

※週刊ポスト2013年1月1・11日号

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