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太めの45才女性 電車内で妊婦に間違われて席を譲られ怒る

 バラエティー番組を中心に活動中の杉村太蔵・元衆議院議員(33才)が、女性セブン読者のお悩みを解決。今回は、妊婦と間違えられてしまったふくよかな女性からの相談です。

【質問】
 先日、電車に乗っていたら年輩の女性に「おなか大きいんでしょう?」と妊婦と間違えられ、席をゆずられそうになりました。確かにゆったりとしたチュニックワンピを着ていました。それって太っていると見られているってこと? と思い、思わず「違います!」とムッとした感じで言ったら、気まずい雰囲気に。

 あとで友人に話したら「親切を受けたんだから、素直に座ればよかったのに」と言われました。こういう場合はどうしたらよかったんでしょうか。(45才・会社員)

【杉村太蔵の回答】
 私はお友達と同じ意見ですね。だって、席をゆずろうとしてくれた人は本当に親切で言ってくれたわけですから。

 もし、目の前に本当の妊婦さんがいて、大変そうなのに席もゆずらずにいる人と、あなたに席をゆずろうとしてくれた人とどっちが人として素晴らしいか。「この人は席をゆずろうとするやさしい心を持っているんだ。世知辛い世の中だけど、捨てたもんじゃない」と思うのが大人というもんです。

 遠慮するにしても、ムッとするんじゃなくて、「違うんですよ~。おなかが出ているからそう見えちゃったんですね。すみません、ダイエットしなきゃって思っているんですけどね」って笑い飛ばすぐらいの余裕があると、人としてもうひとランク上という感じがします。

 あとね、こうも考えましょう。妊婦と間違えられたってことは、きっと年齢よりも若く見え、幸せオーラに包まれているように見えたのでしょう。席をゆずろうとした女性も「まだ若いけど、妊婦さんだし、もしものことがあったら大変だし」と思ったのかもしれません。年齢よりも老けて見えて、不幸そうに思われるよりはよっぽどいいです。

 それから、チュニックワンピというのはスレンダーな女性でも妊婦に見えることもあるので、もしどうしても気になるようなら避けたほうがいいかもしれません。

※女性セブン2013年2月28日号

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