芸能

「半沢直樹」の堺雅人 伊勢うどん好き公言し関係者喜ばせる

 人気ドラマ「半沢直樹」の裏には伊勢うどんあり! 大人力コラムニストで伊勢うどん大使に就任した石原壮一郎氏がその意外な結びつきを語る。

 * * *
 ますます盛り上がりつつ後半戦に突入したTBS日曜劇場『半沢直樹』。主演の堺雅人の感情を抑えめにした名演技に、毎回うならされずにはいられません。彼のいっそうの大ブレイクに「やっぱりなあ。堺雅人は、そんじょそこらの俳優とは違うと思っていた」と深く納得しているのが、全国の伊勢うどんファンや伊勢うどん関係者です。

 ご承知のとおり伊勢うどんとは、極端に太くてやわらかい麺に、たまりをベースにした真っ黒なタレをからめて食べるの超個性派のうどん。三重県伊勢市の伊勢神宮周辺で江戸時代から参拝客に広く親しまれてきました。

 広く知られているとおり、堺雅人は大の伊勢うどん好きです。2009年7月10日に放送されたトーク番組『A-studio』(TBS)でも、伊勢うどんを手放しで絶賛。それは、司会の笑福亭鶴瓶さんが、堺さんの故郷の宮崎県を訪れ、行きつけのうどん屋さんにも行ったという話になったときでした。お店のうどんはちょっとやわらかめで、そこがよかったという鶴瓶さんの感想を受けて、堺さんは、力強く言い放ちます。

「こっち来て最近、コシのあるうどんが持てはやされているこの流れに、なんとかこう、待ったをかけたいなと」
「仕事で伊勢に行ったときに、伊勢うどんもやわらかくて、ちょっと“みたらし”っぽいタレがあって、あのときになんていうんですかね、同士を見つけた感じ」
「やわらかいうどんでもいいんだ、コシがなくてもいいじゃないか」

 鶴瓶さんも大いに賛同し、「いまの、ものすごくコシがあるからね。ややもすると、切れへんのと違うかというぐらい」と、コシが強すぎるうどんに対する不満を述べます。

 この瞬間、伊勢うどん側にとっても、堺雅人は頼もしい「同志」になりました。まさに、コシ至上主義の風潮に対する完全な「倍返し」、いや「十倍返し」に他なりません!

 ただ、伊勢うどんは「コシがない」と言われがちですが、これ見よがしのガチガチなコシがないだけで、やわらかい表面の奥にふんわりとした確かな「コシ」を秘めています。 ドラマの中の「半沢直樹」も、表面はあくまで穏やかですが、自分の信念や決意はけっして失いません。しかも、あたりのやさしさや誠実さで、周囲の信頼できる人たちと深くからみ合っていきます。まるで、やわらかい伊勢うどんがタレと深くからみ合うように。

 そう、いわば「半沢直樹」は、伊勢うどんの持つ大人力を体現した存在です。伊勢うどんを愛する堺雅人だからこそ、この役の魅力を存分に表現できているのは間違いありません。妻の菅野美穂も、せっせと伊勢うどんを作って夫を応援していることでしょう。堺雅人が自ら伊勢うどんを作って「ボクたちも、太く長く幸せになろうね」なんて言っている可能性もあります(すいません、途中から妄想です)。

 いずれにせよ、万が一まだ伊勢うどんを食べたことがないという方は、そのやわらかいおいしさを知ることで、さらにどっぷりとドラマの『半沢直樹』を堪能できるはず。本場で体験するに越したことはありませんが、関東在住の方に耳寄りな情報が。8月24日と25日、代々木公園に全国のうどんが結集して「U-1グランプリ2013 うどん日本一決定選手権」が行なわれます。もちろん、伊勢うどんも参戦!

 夏の終わりの週末、伊勢うどんをはじめとする全国のうどんの熱い戦いの渦に巻き込まれ、そのままの流れで日曜の夜にテレビで『半沢直樹』を見れば、日本に生まれた幸せや生きている喜びをしみじみ感じられること請け合いです。

あわせて読みたい

関連キーワード

関連記事

トピックス

「第8回みどりの『わ』交流のつどい」で、受賞者に拍手を送られる佳子さま(2025年12月、共同通信社)
「心を掴まれてしまった」秋篠宮家・佳子さまが海外SNSで“バズ素材”に…子どもとの会話に外国人ユーザーらがウットリ《親しみやすいプリンセス》
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ・BLACKPINKのリサ(Instagramより)
《目のやり場に困る》BLACKPINKのリサ、授賞式→アフターパーティの衣装チェンジで魅せた「見せる下着」の華麗な着こなし
NEWSポストセブン
3月末で「FOMAサービス」が終了する
《3月末FOMAサービス終了で大混乱!?》ドコモショップで繰り広げられた「老害の見本市」な光景、店員を困惑させる年配客たち 暗証番号わからず「どうにかして」、説明する店員に「最近の若いヤツは気がきかない」
NEWSポストセブン
「新年祝賀の儀」で彬子さまが着用されていたティアラが話題に(時事通信フォト)
《これまでと明らかに異なるデザイン》彬子さまが着用したティアラが話題に「元佐賀藩主・鍋島家出身の梨本宮伊都子妃ゆかりの品」か 2人には“筆まめ”の共通項も
週刊ポスト
真美子さんが目指す夫婦像とは(共同通信社)
《新婚当時から真美子さんとペアで利用》大谷翔平夫妻がお気に入りの“スポンサーアイテム”…「プライベートでも利用してくれる」企業オファーが殺到する“安心感”の理由
NEWSポストセブン
「講書始の儀」に初出席された悠仁さま(時事通信フォト)
《講書始の儀》悠仁さまが“綺麗な45度の一礼” 「紀子さまの憂慮もあって細かな準備があった」と皇室記者、新年祝賀の儀での秋篠宮さまの所作へのネット投稿も影響か
週刊ポスト
デビットベッカムと妻・ヴィクトリア(時事通信フォト)
〈ベッカム家が抱える“嫁姑問題”の現在〉長男の妻・ニコラがインスタから“ベッカム夫妻”の写真を全削除!「連絡は弁護士を通して」通達も
NEWSポストセブン
ニューヨーク市警に所属する新米女性警官が、会員制ポルノサイトにて、過激なランジェリーを身にまとった姿を投稿していたことが発覚した(Facebookより)
〈尻の割れ目に赤いTバックが…〉新米NY女性警官、“過激SNS”発覚の中身は?「完全に一線を超えている」
NEWSポストセブン
厳しい選挙が予想される現職大臣も(石原宏高・環境相/時事通信フォト)
《総選挙シミュレーション》公明票の動向がカギを握る首都決戦 現職大臣2人に落選危機、高市支持派アピールの丸川珠代氏は「夫とアベック復活」狙う
週刊ポスト
「ゼロ日」で59歳の男性と再婚したと報じられた坂口杏里さんだが…
《3年ぶり2度目のスピード離婚》坂口杏里さんの「ふっくら近影」に心配の声…「膝が痛くて…でもメンタルは安定してます」本人が明かした「59歳会社員との破局の背景」
NEWSポストセブン
笑いだけでなく「ふーん」「ええ!」「あー」といった声が人為的に追加される(イメージ)
《視聴者からクレームも》テレビ番組で多用される「声入れ」 若手スタッフに広がる危機感「時代遅れ」「視聴者をだましている感じがする」
NEWSポストセブン
北海道日高町で店の壁の内側から遺体が見つかった事件。逮捕された松倉俊彦容疑者(49)、被害者の工藤日菜野さん。(左・店舗のSNSより、右・知人提供)
「なんか臭くない?」「生ゴミを捨ててないからだよ」死体遺棄のバーで“明らかな異変”…松倉俊彦容疑者が見せた“不可解な動き”とは【日高・女性看護師死体遺棄】
NEWSポストセブン