芸能

加山雄三が「卒婚」を告白 妻が住むNYへ「通い夫」状態

“永遠の若大将”加山雄三(76才)が、“卒婚”を選択したという。借金や浮気など数多くの危機を乗り越えた夫婦。夫の仕事も順調で円満な老後を送っていると思われたのだが…。一体どんな経緯からこんな結論を下したのか──。

 2013年1月末、加山は40年近く暮らしている東京・世田谷の成城の街を訪れたが、住民たちは彼の散歩を喜ぶ一方で、こんなヒソヒソ話をしていた。

「加山さんの奥さん、もう全く見かけないんですよ」(近所住民)
「奥さんはアメリカで暮らしているみたいで、お見かけするのは、1年のうち何日かです」(別の住民)

 多額の借金、浮気、事業の失敗と、これまで数多くの危機を夫婦で乗り越えてきた夫妻に一体何が起きたのか? 成城の豪邸を訪ねると、玄関から、ギンガムチェックのシャツと紺色のコットンパンツ姿の加山が、「どうぞ、お上がりください」と爽やかな笑顔で自宅に招き入れてくれた。

 大きなリビングに通されると、椅子に座っていた女性が立ち上がる。襟元にレースをあしらった黒のガウンを着ていたその女性は、妻の松本めぐみさん(67才)だった。

 めぐみさんは「この時期が日本の確定申告なので、日本にいるんです。行ったり来たりで、1年の半分はアメリカにいますが」と、別居を認めた。加山も豪快に笑ってこう話す。

「ニューヨークのマンハッタンから車で15分くらいのところに家があって、あちらには娘(次女・女優の池端えみ、35才)も住んでいますし、別居というほど離れて暮らしているわけでもないですよ。(妻とは)毎日電話で話していますから」

 卒婚──結婚という形を持続しながら、それぞれが自由に自分の人生を楽しむ、といった夫婦の相互信頼の延長上にあるライフスタイル。加山とめぐみさんは、まさに卒婚状態なのだ。

 実はめぐみさんがニューヨークで暮らす自宅は、40代の時に一度借金を完済し、家計に余裕が出てきた時に購入したものだったが、これまで明かしたことはなかった。

加山:「アメリカに家を持ってるっていうとさ、おれの場合は事業に失敗していろいろ借金背負ってたじゃん? そのときにそんなゆとりがあるのかといわれるから、公にしたくなかったわけだ。ちょうどお金に余裕ができたときにポンと買ったもので、日本で別荘を買うほど高くない」

 加山とめぐみさんは、アメリカでの仕事や将来のために、グリーンカード(米国永住権)も取得しているという。

めぐみさん:「主人はアーティストですので、日本や世界中で仕事があるとみなされているから、その収入を申告してしっかり税金を納めればいいんですが、私は妻ですから、半年以上アメリカに滞在しなければいけないというルールがある。それを守らないとグリーンカードを剥奪されてしまうんです」

加山:「そう、(妻はアメリカに)いなきゃならないから、おれが“通い夫”してるよ。ハハハハハ。いずれ時間に余裕ができたら、日本とアメリカと半々の生活ができたら理想だな。でも今は『ゆうゆう散歩』(テレビ朝日系)があるから1週間に2日か3日は歩いてるわけね。そこにコンサートのスケジュールが入ってくるから、まとまった休みが取れなくて、(アメリカに)行く回数は減っちゃったわけだ」

※女性セブン2014年3月6日号

関連記事

トピックス

割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン