ライフ

山路徹氏 「腐女子は恥ずかしくない。僕をBLの題材にして」

 数々の修羅場をくぐり抜けてきたジャーナリストの山路徹氏が、女性セブン読者のお悩みに回答。今回は「腐女子」であることを夫に隠している奥様からの相談です。

【読者からの相談】
 私は男性同士の恋愛を描いた作品をこよなく愛する「腐女子」です。結婚して9年目の夫には内緒なのですが、ネットやコミックマーケットでBL(ボーイズラブ)本を漁るのが趣味。でも、男性って腐女子にひいてしまうかもって思うと、夫にも自分が腐女子とは言えないのですが、このまま黙っておいてもいいでしょうか?(40才・派遣社員)

【山路徹のアドバイス】
 腐女子って何を恥ずかしがることがあるんですか? 書店に行けば、BL(ボーイズラブ)専門コーナーもあるぐらいで市民権を得たジャンルでしょう。

 仮にぼくの彼女なり妻が男性同士の恋愛を好きな腐女子だとしたら、大歓迎ですよ。面白いと思うし、新たな世界や価値観は認められるべきだと思います。

 それにボーイズラブ好きだといっても、まったく実害はないわけですよね。犯罪でもないし、男性同士が愛し合っている姿を見て、女性はそこに何らかの思いをはせるんでしょう?

 ボーイズラブの中にはゲイの設定じゃなくても、男性同士の強い絆に女性たちが“萌え”となって、彼らの関係を脳内で妄想して恋愛仕立てにするものもあると聞きます。

 男性同士ってそこに恋愛感情がなくても、強い絆もあるし、若いころならじゃれ合ったりもします。韓国のドラマや映画でも男性同士の強い絆を描いた作品はたくさんありますし、日本だって昔のドラマ『傷だらけの天使』(日本テレビ系)もボーイズラブっぽい設定といえばそうでしょう。

 脳内で妄想している分には何をしてもいいと思うし、ボーイズラブに関していえば、本当に微笑ましいもの。

 ぼくをモデルに、男性と恋愛している小説や漫画を生み出してくれても大歓迎ですよ。

※女性セブン2014年3月13日号

関連記事

トピックス

元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカル
【ニコラス・ケイジと共演も】「目標は二階堂ふみ、沢尻エリカ」グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカルの「すべてをさらけ出す覚悟」
週刊ポスト
阪神・藤川球児監督と、ヘッドコーチに就任した和田豊・元監督(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督 和田豊・元監督が「18歳年上のヘッドコーチ」就任の思惑と不安 几帳面さ、忠実さに評価の声も「何かあった時に責任を取る身代わりでは」の指摘も
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン