スポーツ

弘兼憲史がプロ野球予想「広島は雑草抜かれても生えてくる」

 3月28日にセ・パ同時開幕するプロ野球。開幕直前、ファンにとって気になるのが我がチームは今年はやってくれるのかということだ。漫画家の弘兼憲史氏は今年の優勝チームを「セ=広島、パ=楽天」と予想する。

 * * *
 山口県出身の私は50年来の広島ファン。セは希望を込めて広島です。

 マエケン(前田健太)を中心に投手陣が盤石。昨年2桁勝利した野村祐輔、バリントンの3本柱、それに大瀬良大地、九里亜蓮の新人右腕コンビの評判もいい。

 大竹寛がFAで巨人に移籍したが、元々広島は選手を育て他球団に送り出す球団。

 雑草は抜かれても、そこにもっと元気のいい新たな雑草が生えてくるように、大竹が抜けたことで、むしろ次の“雑草”が強みを発揮するでしょう。

 マエケンもメジャーに行ってしまうといわれているが、その後にさらなるいい選手が出てくる、よくできた球団なんです。他球団にはどんどん攫(さら)ってくださいといいたいですね(笑い)。

 パは楽天かな。マー君の抜けた穴は大きいが、それでも高卒・黄金ルーキーの松井裕樹は魅力的。こっちも希望を込めて。

※週刊ポスト2014年4月4・11日号

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