小動物外科専門医も、日本国内にまだ2人しかいない。2005年、獣医麻酔外科学会は外科専門医制度を確立するために、「小動物外科設立専門医」を認定。設立専門医は現在65名で、この設立専門医の指導の下の研修や試験に合格して初めて「小動物外科専門医」となる。

「獣医麻酔外科学会が認める研修施設で設立専門医の指導を受けなければならないなど条件や試験が厳しいことから、たった2人しか合格していません。米国在住の有資格者1人を加えてもまだ3人です」(設立専門医の1人)

 現在、日本国内における小動物外科専門医は、東京都新宿区の相川動物医療センターの相川武院長と日本大学生物資源科学部動物病院の枝村一弥整形外科長だけ。

 この他、眼科においては比較眼科学会が獣医眼科学専門医制度をスタート。東京都文京区のトライアングル動物眼科診療室の齋藤陽彦院長らが「獣医眼科学専門医」を取得。また、内科も皮膚科と同じようにアジア規模での専門医制度を検討しているという。

※『犬の名医さん100人データブック』(小学館)より

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