国際情報

オバマ大統領ミシェル夫人中国訪問 費用はいくらかかったか

 オバマ米大統領の妻、ミシェル・オバマさんが中国を訪問し、習近平中国国家主席の妻、彭麗媛さんと会うなどして話題になったが、これについて、米紙ウォールストリート・ジャーナルは「ファーストレディに限らず、大統領、副大統領の外遊費用が公式に発表されたことがなく、謎に包まれている」と報じた。とくに、2001年9月11日の米同時多発テロ事件以後はセキュリティ上の問題から「極秘」となっているようだ。

 ミシェル夫人は3月20日、娘2人と母とともに、北京に到着。米国のファーストレディの単独訪中は、米中国交樹立後の35年間でミシェル夫人が初めて。それだけに、オバマ大統領が対中関係を重視していることを示す狙いがある。

 このため、ファーストレディ外交としては、1週間という異例の長さとなったようだ。

 今回の中国訪問は彭麗媛さんの招待となっており、北京到着以降、ミシェル夫人や娘2人と母の計4人の中国滞在中の宿泊費などは中国持ちとなっている。

 とはいえ、行きと帰りの飛行機やシークレットサービスなど随行員の費用はもちろん米国政府持ち。ミシェル夫人らが搭乗する飛行機は民間機を使うわけにはいかず、大統領など要人専用機のエアフォースワン。これは軍用機なので、民間機とは比べものにならないほどのかなりの出費だ。

 また、移動に使う車輌なども、社内での会話が盗聴される可能性もあり、機密保持の点からも、中国側が提供した車に乗るわけにはいかず、米国大使館が用意したリムジンを使うことになった。ホテルにおけるセキュリティもあり、これも米国持ちとなる。結局、食事以外はほとんどが“持ち出し”となる計算だ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

ビエンチャン中高一貫校を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月19日、撮影/横田紋子)
《生徒たちと笑顔で交流》愛子さま、エレガントなセパレート風のワンピでラオスの学校を訪問 レース生地と爽やかなライトブルーで親しみやすい印象に
NEWSポストセブン
鳥取の美少女として注目され、高校時代にグラビアデビューを果たした白濱美兎
【名づけ親は地元新聞社】「全鳥取県民の妹」と呼ばれるグラドル白濱美兎 あふれ出る地元愛と東京で気づいた「県民性の違い」
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン
『ルポ失踪 逃げた人間はどのような人生を送っているのか?』(星海社新書)を9月に上梓したルポライターの松本祐貴氏
『ルポ失踪』著者が明かす「失踪」に魅力を感じた理由 取材を通じて「人生をやり直そうとするエネルギーのすごさに驚かされた」と語る 辛い時は「逃げることも選択肢」と説く
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信フォト)
オフ突入の大谷翔平、怒涛の分刻みCM撮影ラッシュ 持ち時間は1社4時間から2時間に短縮でもスポンサーを感激させる強いこだわり 年末年始は“極秘帰国計画”か 
女性セブン
10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《巨人の魅力はなんですか?》争奪戦の前田健太にファンが直球質問、ザワつくイベント会場で明かしていた本音「給料面とか、食堂の食べ物がいいとか…」
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《梨園に誕生する元アイドルの嫁姑》三田寛子と能條愛未の関係はうまくいくか? 乃木坂46時代の経験も強み、義母に素直に甘えられるかがカギに
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン