芸能

西尾由佳理 日テレ同期に勝利の理由に「ツンデレパワー」も

 華やかな女子アナともなれば誰もが「ジジ殺し」スキルをもっているが、業界でも特に名を馳せている女子アナならよりハイレベルな必殺技を隠し持っている。
 
 女子アナ界の手練れが上手く利用するのが「ギャップ」だ。普段、お高く止まっているイメージの女子アナがカメラの前以外でニコッとすると、それだけで効果バツグン。周囲の女性に冷たくあしらわれることが多くなり、優しくされることに慣れていないオヤジたちの心理を巧みに利用したテクニックである。
 
 このギャップを使った「ツンデレ派」のツートップとされているのが、共にフリーの西尾由佳理アナ(36)と滝川クリステルアナ(36)だ。
 
 西尾アナは2001年に日テレ入社。キー局の同期に元フジでフリーの高島彩アナ(35)、テレ東の大江麻理子アナ(35)がいる“女子アナ大豊作世代”の一角を担った。
 
 この時、日テレに同期で入った阿部哲子アナ(35)は入社当初からアナウンス能力が特に長けていると評判で、将来が嘱望されていた。この強力なライバルとの出世レースに西尾アナが勝利した理由が、前述のツンデレパワーだった。
 
「孤高を誇る西尾アナは常に周囲に人を寄せ付けないオーラをまとっていて、上司から飲みに誘われても断わってばかり。それがごくたまに“いいですよ”と誘いに乗ってこられると、初めから良い返事を期待していなかったオヤジはたまらないワケです。“OKもらっちゃったよ~”と大喜びしている上司もいたほど。
 
 普段はツンツンしていると聞いている彼女が優しさを見せるというギャップに上層部もコロリ。おかげで西尾アナは局の看板番組や特番で重宝され、入社当初、実力では上といわれた阿部アナより、世間の知名度が圧倒的に高くなりました」(日テレ関係者)
 
 しかし2011年8月のフリー転身後、大きな期待を背負ってメインMCを務めた『アゲるテレビ』(フジテレビ系)がわずか半年で打ち切りになってしまった。もはやツンツンする余裕もなくなりそうだが……。

※週刊ポスト2014年4月25日号

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