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韓国 対日問題で正論を吐いた人物には言論封殺するのが流儀

 韓国で発生した旅客船・セウォル号事故で人気が急落した朴槿恵(パククネ)大統領が、人心一新で出直そうと新首相に指名した文昌克(ムンチャングク)氏(65)が、結局指名を辞退した。

 敬虔なクリスチャンでもある文氏は3年前、自身が通う教会で「日本による植民地支配は神の意思」と発言したことが韓国マスコミに蒸し返され、世論の袋叩きに遭っているのだ。文氏は大手紙・中央日報のワシントン特派員や政治部長を経て2006年まで同紙の主筆を務めた国際派の保守論客だ。

 文氏の過去の発言を朴政権が把握していなかったとは考えにくい。それでも彼を首相に指名したのはなぜか。黒田勝弘・産経新聞ソウル駐在客員論説委員が語る。

「セウォル号沈没事故への対応で支持率が低下した朴政権は、民間人を代表するジャーナリストを首相に据えることで政権のイメージアップを図りたかった。

 また、韓国政治のキャスティングボートを握る忠清道出身の文氏を起用すれば、同地域の住民が政権支持に回るという期待もある。6月の統一地方選挙では忠清道(チュンチョンド)の議席はすべて野党に取られているので、狙い通りに支持を獲得できれば朴政権にとって大きなヒット人事となったはずです」

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