国内

雅子妃伊勢神宮参拝 背中を押したのは愛子内親王との指摘も

 7月下旬、皇太子と雅子妃、愛子内親王が揃って伊勢神宮を参拝することになった。雅子妃は20年ぶり、愛子内親王にとっては初の参拝となる。なぜ雅子妃は訪問を決意したのだろうか。皇室ジャーナリストの神田秀一氏は「将来の皇后としての覚悟」という見方をするが、東宮職関係者はこんな言い方をする。

「3月以降の東宮大夫の記者会見では、たびたび『雅子妃はいつ参拝するのか』と記者から質問が出ていた。今年3月に天皇・皇后は式年遷宮を終えた伊勢神宮を参拝したが、このとき皇太子一家が向かった先は伊勢ではなく、毎年恒例となっている長野・奥志賀高原での5泊6日のスキー旅行だった。この旅行に対する批判もあり、周囲の重圧がより一層大きいものとなった。もう逃げるわけにはいかないところまで追い込まれてしまったのではないでしょうか」

 変化を促したのは宮内庁や皇室記者ではなく、愛子内親王だったという指摘もある。ベテラン宮内記者がいう。

「(学習院女子)中等科に進まれた愛子さまが、皇室の歴史に興味を示されるようになったと聞きます。そうであれば、伊勢神宮に参拝したいと希望された可能性もある。それが雅子さまの背中を押したという見方もできるのではないでしょうか」

 宮内庁担当記者は雅子妃自身にも事情があったと見る。

「雅子さまは以前から東日本大震災で被災した東北の中高生の活動に関心を抱かれていましたが、この9月にパリで復興をPRするイベントが開催されることになったのです。最近ご体調が芳しくなってきたこともあり、雅子さまはパリご訪問を前向きに検討しておられます。

 しかし、国内でのご公務より海外へのお出かけを優先すると、かつてのような批判も予想される。それを避けるために伊勢神宮参拝を決意されたのではないでしょうか」

「動機」が何であれ東宮一家揃っての参拝が実現すれば、皇室の将来に大きな意味を持つ。その時に雅子妃は、重大な決意の理由を語るだろうか。

※週刊ポスト2014年7月25日・8月1日号

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