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親の死後に銀行口座を洗い出す方法をFP指南 まず郵便物から

 老親が自分や家族にために、預金を蓄えていたり生命保険に加入したりしていても、相続する側が把握していなければその努力は水泡に帰してしまう。どうすれば実家の金融資産を発見できるか。遺書や財産目録でわかるようになっていれば問題ないが、そうした準備をする被相続人は少ない。

「銀行口座」を確実に把握できれば、その他の資産を見つけるヒントになる。通帳には保険料の引き落としや有価証券取引などが記録され、他の金融資産の存在を知ることができるからだ。

 すべての通帳を発見できれば問題ないが、たとえば「へそくり用の口座」や「子供名義でつくった口座」などは、公共料金などを払うメインの口座とは別の場所にしまってあることも少なくない。

『もめない相続、後悔しない贈与』(綜合図書刊)の著書がある、ファイナンシャル・プランナーの相澤由佳氏がいう。

「まずは実家に保存してある郵便物や書類などを探すといいでしょう。メインバンクとは違う銀行からお知らせのハガキやダイレクトメールが届いていれば、そこに別の口座がある可能性は高い。クレジットカードや通信販売の明細にも口座情報が記載されている可能性がある。銀行名が記されたタオルやカレンダー、コップなどが手がかりとなることもあります」

 当たりがつけば、銀行に直接問い合わせる。相続人(一親等)であれば、請求者と故人の相続関係を証明する書類(戸籍謄本)や、本人確認のための身分証明書があれば、調べてもらうことが可能だ。

 金融機関によって対応は異なるが、たとえば三井住友銀行では、戸籍謄本のほか、除籍謄本(死亡事実の確認のため)、相続人全員分の印鑑証明書の3つが手続きに必要となる。手数料は1通800円となっている。

※週刊ポスト2014年10月3日号

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