国内

消費増税 安倍・海江田の「談合質疑」は国民をバカにしている

 臨時国会冒頭の代表質問。消費増税をめぐる安倍晋三・首相と海江田万里・民主党代表の「談合質疑」には耳を疑った。海江田氏がこう質問した。

「消費税率引き上げの増収分の2割程度の金額を社会保障の充実に使うことは政府と国民との約束です。来年10月に消費税率を10%に引き上げる場合には、社会保障の充実分として2割相当の予算を必ず確保すると約束してください」

 安倍首相が答えた。

「税率を10%に引き上げた場合には、2015年度は(増収分の)2割程度の約1兆8000億円を社会保障にあてることになる」

 2人とも、国民を馬鹿にするにもほどがある。民主、自民、公明の3党合意で消費税増税法案が成立した日、時の野田佳彦・首相は「増収分はすべて社会保障として国民に還元される」(2012年8月10日の記者会見)と約束した。

 安倍首相も昨年10月1日、8%への引き上げを表明した会見でこう断言した。

「消費税収は、社会保障にしか使いません」

 国民の社会保障費用を勝手に8割も“横領”し、それを与野党で“もともとそういうことだった”とトボケようとしているのだ。

※週刊ポスト2014年10月24日号

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