芸能

高須院長、競走馬命名騒動を語る「共同馬主詐欺だったかも」

馬名騒動の真相を明かす高須院長

 高須クリニックの高須克弥院長が世の中のさまざまな話題に提言していくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、高須院長に降りかかった競走馬命名拒否騒動の真相について語っていただきました。

 * * *
──今回の競走馬の命名拒否騒動なんですが、なんだか大変でしたね…。ひとまず、騒動の流れを振り返りますと、高須院長が古くからの友人に共同馬主にならないかと誘われ、高須院長は命名権を持つことを条件に、競走馬の価格の半額となる2500万円を出資したんですよね。

高須:そう。Sという男にアメリカでいい馬を見つけたから半額出さないかって誘われてね。僕としては、賞金とか利益はどうでもいいから命名権をくれるなら出してやろう、ってことで2500万円を出したんだよ。で、どんな名前でもいいから3つ候補を出してくれって言われて、「イエスタカス」「イエスイエスタカス」「イエスタカスイエス」っていう名前を出した。

──そうしたら、その名前では審査に通らなかった、と、

高須:Sの代理人から連絡がきて、「イエスタカスではJRAの審査に通りませんでした」って。「タカス」がダメだっていうんなら、「イエスカッチャン」でもいいよって言ったら、「実はJRAがこの名前が相応しいということで、すでに別の名前に決まっています」って言うんだよ。それで「話が違うじゃないか!」って怒り狂ってツイッターにつぶやいちゃった。

──その後フジテレビの『ノンストップ!』が馬名を審査する「ジャパン・スタンドブック・インターナショナル」に取材したら、そもそも「イエスタカス」という名前での申請自体がなかったっていうことが明らかになります。

高須:そうなんだよ。それで、馬を持っている別の友人が「JRAのほうで馬に名前をつけることもないし、イエスタカスが審査に通らない理由もない」って教えてくれたんだよ。どうやら、Sは最初から僕に命名権を渡すつもりはなかったのかもしれないね。

──どういう目的があって、こんなことになったんでしょうか…。

高須:よくわからん。単純に「イエスタカス」っていう名前が気に入らなかったのかもしれないし、別の理由があるかもしれない。

──なんとなく詐欺的なニオイもしますよね…。

高須:そう。たとえば、僕以外にも共同馬主がいて、それぞれに半額の資金を募っていたかもしれないよね。ホステスがよく使う手口だよ。「あなたのために豊胸手術をしたいから100万円サポートして」って10人の客から金を引っ張って、100万円の豊胸手術を受けて、さらに900万円儲ける、みたいなね。

──なるほど。この馬に2500万円を出した共同馬主が、高須院長以外にも何人かいるかもしれないってことですね。

高須:もし「イエスタカス」っていう名前になったら、「高須クリニックの院長も馬主なのか?」ってなって、別の共同馬主にバレちゃう。だから、「ダッシングなんとか」っていう、覚えにくい名前がついたのかもね。

──たしかにありそうな話です…。ちなみに、お金は返ってきたんですよね。

高須:文句を言ったらすぐに返ってきたよ。むしろ早過ぎるくらい。すぐに返せるお金が手元にあるんだったら、僕に共同馬主にならないかなんて声をかけないで、最初から自分で買えよって思ったよ。

──まさに、そのとおりです。

高須:どうしても許せなかったから、真相を暴いてほしいと思って、ツイッターでもつぶやいたんだけど、いやあすごいね、ネットユーザーは。すぐにこの馬を特定して、Sの本名も割り出してきたよ(笑い)。

──さすがはネットユーザーの調査能力!

高須:でも、Sとはそれっきり連絡がつかなくなっちゃったんだよ。大学生の時からの付き合いだったのになあ。なんだか悲しい話だね。ただ、もう今回のことで懲りた。馬の世界からは足を洗うことにする。もともとSとの付き合いで馬主をやってただけだし、その付き合いがなくなったんだから、馬の世界にいる義理はないんだよ。いやあ、でも悔しいよなあ。「イエスタカス」っていう名前の馬が、ダービーにでも出ていたら、誇らしかったよなあ…。

 * * *
 金銭的な損害があったわけではないが、古くからの友人に裏切られた形となった今回の一件が、相当悔しかった様子の高須院長。しかしながら、馬のデータや馬主(S氏)の本名を割り出したネットユーザーには感心しきりで、「僕の知らないことまで全部知ってるよ」と、なぜだか嬉しそうな表情を浮かべていました。

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

 昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『バカにつける薬 ドクター高須の抱腹絶倒・健康術』(新潮OH!文庫)、『私、美人化計画』(祥伝社)、『シミ・しわ・たるみを自分で直す本』(KKベストセラーズ)、『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)など。最新刊は『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)。

関連記事

トピックス

谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
列車の冷房送風口下は取り合い(写真提供/イメージマート)
《クーラーの温度設定で意見が真っ二つ》電車内で「寒暖差で体調崩すので弱冷房車」派がいる一方で、”送風口下の取り合い”を続ける汗かき男性は「なぜ”強冷房車”がないのか」と求める
NEWSポストセブン
アメリカの女子プロテニス、サーシャ・ヴィッカリー選手(時事通信フォト)
《大坂なおみとも対戦》米・現役女子プロテニス選手、成人向けSNSで過激コンテンツを販売して海外メディアが騒然…「今まで稼いだ中で一番楽に稼げるお金」
NEWSポストセブン
ジャスティン・ビーバーの“なりすまし”が高級クラブでジャックし出禁となった(X/Instagramより)
《あまりのそっくりぶりに永久出禁》ジャスティン・ビーバー(31)の“なりすまし”が高級クラブを4分27秒ジャックの顛末
NEWSポストセブン
愛用するサメリュック
《『ドッキリGP』で7か国語を披露》“ピュアすぎる”と話題の元フィギュア日本代表・高橋成美の過酷すぎる育成時代「ハードな筋トレで身長は低いまま、生理も26歳までこず」
NEWSポストセブン
「舌出し失神KO勝ち」から42年後の真実(撮影=木村盛綱/AFLO)
【追悼ハルク・ホーガン】無名のミュージシャンが「プロレスラーになりたい」と長州力を訪問 最大の転機となったアントニオ猪木との出会い
週刊ポスト
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン
話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン
真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン