■高田馬場での買い物5点
・スマートフォン用バンパー―Gernamyとパッケージにあるが、おそらくドイツ在住の中国人デザイナーによるシンプルなバンパーケース。
・イヤホン―ウサギのパッケージがかわいらしいステレオイヤホン。予備用イヤーピースが一組、付属している。
・USB充電器―USBケーブルを接続することで、AC電源から充電ができるアダプター。グリーンやピンク、パープル、白など多色展開している。
・カードケース―ネックストラップ付き。表、裏、真ん中と3か所、カードを入れられるようになっている。
・ソーイングセット―12色の糸、縫い針、指ぬき、はさみ、爪切り、安全ピン、ホック2組、メジャーがコンパクトにケースにおさまっている。
高田馬場店は旗艦店というだけあって、池袋店よりかなり広い。陳列されている商品の種類も豊富で、次から次へと若い女性客が来店していた。
「スマホの周辺機器があるのは嬉しいですね。量販店や駅前のドン.キホーテにもありますけど、キャラクターものか、白か黒。もっとシンプルでポーチの中にあっても浮かないものが欲しいのに、意外にないんですよね。欲を言えば、充電ケーブルも売っていると嬉しいな。中国のメイソウにはiPhone用のケーブルもあるんでしょう?」(女子大学生)
中国でメイソウが出店しはじめたころ、日本人の間では「面白い出来事」としか受け取られなかった。しかし、いざ日本に逆上陸した店舗をみてみれば、まじめに女性向け雑貨を扱っており、店を訪れる女性の評判も悪くない。
日本発祥を唱えるブランドなので、商品パッケージには少しぎこちない日本語のキャッチコピー「今の生活が好き!だから、名創優品」「”明奏(MEISO)”の一瞬を!」等と書かれているが、どれも中国製だ。しかし、それは世界で展開するうえで問題にされないのかもしれない。
イギリスのアパレルメーカー、スーパーグループが展開するブランドに「Superdry. 極度乾燥(しなさい)」がある。不自然な日本語をロゴに用い、10年前にロンドンに出店、ベッカムなど有名人に愛用者を増やし、現在ではアジアや中東も含め40か国以上に進出、世界的ブランドに成長している。最近では、アディダスがカタカナをデザインに使用している。少しぎこちなくても、世界で日本語はファッションとして歓迎されているのだ。
「メイソウ」のぎこちない日本語も、クールジャパンと受け取られる日が来るかもしれない。