ライフ

香典ケチり男 葬式欠席理由は「号泣して迷惑かけると思う」

 夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回は寄せられたのはご主人(42歳)が家具メーカー勤務の奥様(46歳)。かなりのケチ夫なんだとか。

 * * *
 主人は飲み会には必ず途中参加です。そして猛スピードで皆以上に飲み食いし、「途中からだし、会費、半分でいいよね?」。支払いになると「会計はオレにさせて」とクレジットカードを使い、ポイントゲットです。最初から出席の時は率先して幹事をやり、ネットで予約します。ネット予約だと「8名で幹事無料」とかっていうクーポンがあるので、必死に8人以上を集め、自分は払わないんです。

 冠婚葬祭も酷いですよ。親友の親が亡くなった時なんか、電話でお悔やみはいいますが、「オレ、参列したら号泣して周りに迷惑を掛けると思うから遠慮する」。結婚式も、式に出るとご祝儀を渡さないといけないからと「ごめん! その日は祖母の7回忌なんだ」とか、理由を告げて欠席です。夫の祖母は93歳だけど、田舎で毎日、元気にゲートボールをやってるんですけどね。

 とにかく「出費がかさむ人付き合いは避ける」がモットーの主人。毎年暮れに開かれる高校の同窓会にも「会費5000円がもったいない」とずっと欠席だったんですが「今年は出ようかな」。「何で?」と思ってたら、ゴミ箱の前で葉書を捨てようかどうか迷っている主人の姿が。

 取り上げて読むと「今年は私が幹事なの。久しぶりにお会いするのが楽しみだわ」の文面と、Y美という名前……。私に思いっきり睨みつけられ、「年に一度ぐらい、いいじゃないか、ケチ!」。アンタに「ケチ」なんていわれたくないわよ!

※週刊ポスト2014年11月28日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン