芸能

無職経験の杉村太蔵 TVの仕事できているのは「家内のおかげ」

《彼女と結婚できたことは、ぼくの人生最大の儲けです》

 元衆議院議員でタレントとして活躍する杉村太蔵(35才)。話題を集めている初の著書『バカでも資産1億円「儲け」をつかむ技術』の中で、妻についてそんなふうに綴っている。

 同書は、時給800円の清掃員から外資系証券マン、国会議員、タレント、そして実業家の道を歩む中で杉村が実践してきた大逆転の法則を綴ったもの。参議院議員選挙に落選した後からわずか4年で資産1億円を築くことができた秘密を明かしている。

 そんな彼の波乱の半生に欠かせないのが妻・文さん(33才)の存在だ。同書では文さんについても綴り、幾度となく感謝の言葉を述べている。 杉村がバッシングされた時、選挙に落選した時、無職の時、そして今も、ずっと普段通り変わらず寄り添い続けている。本誌は今回、そんな最愛の妻について杉村に聞いた。

 今でこそ『サンデー・ジャポン』(TBS系、以下サンジャポ)や『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日系)、『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)など数々のテレビ番組で活躍する杉村だが、将来に不安を感じずにはいられない時期があった。2010年7月、参議院議員選挙に比例代表で出馬、落選して無職になった時だ。

 選挙まではスケジュールで真っ黒になるほど埋め尽くされていた手帳が一転、真っ白に。朝起きてからすることといえば、新聞を隅々まで読むことくらい。一日中家に引きこもる日々が続いた。

 当時は妻と3才だった長女と3人暮らし。選挙で自己資金を使ってしまっていたこともあり、家族を養うために仕事をしなければならない状況だった。自分に何ができるのだろうか? 自問自答の日々が続いた。そんな杉村を文さんは「ゆっくりできていいんじゃない」と労ってくれた。

「家内は決してぼくを責めることがありません。夫が仕事をせずにずっと家にいるんですから、内心はつらかっただろうと思います。でも、そんな時であってもいつも通り接してくれる。それは議員時代にバッシングされた時からまったく変わりません」(杉村・以下「」内同)

 サンジャポから出演依頼の電話があったのは、まさにそんな人生ドン底の時だった。だが、当時の杉村はそのオファーを素直に喜ぶことができなかったという。テレビに1度出演したからといって、家族を養える糧にはなりえないことがわかっていたからだ。ところが、文さんは違った。

「電話のことを伝えると、『パパ、スゴいじゃない! 出たほうがいいよ。パパに絶対合う番組だと思うから』と後押ししてくれたんです。それで記念に出演することにしました。その出演を機にバラエティーの仕事をいただくことになったのです。今ぼくがテレビの仕事をできているのは、家内のおかげとしか言いようがありません」

※女性セブン2014年12月4日号

関連記事

トピックス

新恋人のA氏と腕を組み歩く姿
《そういう男性が集まりやすいのか…》安達祐実と新恋人・NHK敏腕Pの手つなぎアツアツデートに見えた「Tシャツがつなぐ元夫との奇妙な縁」
週刊ポスト
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
あとは「ワールドシリーズMVP」(写真/EPA=時事)
大谷翔平、残された唯一の勲章「WシリーズMVP」に立ちはだかるブルージェイズの主砲ゲレーロJr. シュナイダー監督の「申告敬遠」も“意外な難敵”に
週刊ポスト
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン
35万人以上のフォロワーを誇る人気インフルエンサーだった(本人インスタグラムより)
《クリスマスにマリファナキットを配布》フォロワー35万ビキニ美女インフルエンサー(23)は麻薬密売の「首謀者」だった、逃亡の末に友人宅で逮捕
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左/バトル・ニュース提供、右/時事通信フォト)
《激しい損傷》「50メートルくらい遺体を引きずって……」岩手県北上市・温泉旅館の従業員がクマ被害で死亡、猟友会が語る“緊迫の現場”
NEWSポストセブン
財務官僚出身の積極財政派として知られる片山さつき氏(時事通信フォト)
《増税派のラスボスを外し…》積極財政を掲げる高市早苗首相が財務省へ放った「三本の矢」 財務大臣として送り込まれた片山さつき氏は“刺客”
週刊ポスト
WSで遠征観戦を“解禁”した真美子さん
《真美子さんが“遠出解禁”で大ブーイングのトロントへ》大谷翔平が球場で大切にする「リラックスできるルーティン」…アウェーでも愛娘を託せる“絶対的味方”の存在
NEWSポストセブン
ベラルーシ出身で20代のフリーモデル 、ベラ・クラフツォワさんが詐欺グループに拉致され殺害される事件が起きた(Instagramより)
「モデル契約と騙され、臓器を切り取られ…」「遺体に巨額の身代金を要求」タイ渡航のベラルーシ20代女性殺害、偽オファーで巨大詐欺グループの“奴隷”に
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《ビザ取り消し騒動も》イギリス出身の金髪美女インフルエンサー(26)が次に狙うオーストラリアでの“最もクレイジーな乱倫パーティー”
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 維新まで取り込む財務省の巧妙な「高市潰し」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 維新まで取り込む財務省の巧妙な「高市潰し」ほか
NEWSポストセブン