ライフ

その道のプロに聞く 洋服、浴室、肌のシミ・くすみ取りの極意

タカミ式フォトフェイシャル体験後の宮田さん

 長年の間にあちこちに溜まった汚れは、気がつけばどんよりとしたシミやくすみになって落ちづらくなってしまうもの。新しい年に持ち越さないよう、洋服も家の中もお肌も、今年のうちにクリーンアップしたい。そこで、それぞれのプロに、磨きをかけるワザを聞いた。

 まずは、大事な洋服のシミ落としのプロから。

 東京・南麻布にあるクリーニング店『レジュイール』には、“このシミは抜けない”と他店で断られた服や、高価なブランド品、さらには思い出の詰まった形見まで、取り扱いの難しい衣類が全国から届く。

「ヨーロッパで学んだ技術をもとに、洋服の素材や繊維を念入りに調べ、約50種類の薬剤から、生地を傷めずにシミを抜く方法を見極めます。

 難しかったのは、お母様の形見という繊細なシルク素材のオーガンジーのドレス。年月が経っていて、わずかな力でも破れる恐れがあり、最後は細かいシミに爪楊枝を使って薬剤を塗りました。洋服には、思い出が詰まっているもの。少しも気が抜けません」(社長・古田陽祐さん)

 続いては、ハウスクリーニングのプロをご紹介。

 浴室はこまめに掃除をしても、湯あかや皮脂汚れ、石けんカスなどが少しずつ積もってしまう。特に蛇口や浴槽のくすみは、お手上げ状態。

 年末は予約が殺到するという『ダスキン』のハウスクリーニングは、約2時間かけて掃除のプロが浴室を徹底的に磨きあげてくれる。この道7年の草場敦さんは、

「まずは弱めの中性洗剤で試しながら、汚れとの相性を調べ洗剤を選びます。素材と道具の組み合わせを見極めるのも大切で、柔らかい材質の浴槽を粗いスポンジで強く擦ると傷がつくことも。やさしく磨き、手の感触がふわっと軽くなめらかに滑るようになったら汚れがしっかり取れたサイン。掃除の技術も磨いて、日々、修行ですね」と、話す。

 さらに、女性にとっていちばん気になるのが、年を重ねるごとにだんだんと濃くなってきたお肌のシミ。そんなシミやくすみを一掃してくれるプロがこちら。

 東京・表参道にある『美容皮膚科タカミクリニック』には、“シミを取りたいけど、どの治療が合っているかわからない”という人から、他院のシミ治療で効果が得られなかった人まで、シミに悩む人が全国から訪れる。

「“シミ”にも色々な種類があり、それぞれ治療法が違います。自己ケアでは結果が出なかったり、逆にエステやクリニックで悪化することも」と皮膚科医の山屋雅美さん。

 例えば、肝斑はレーザーの種類によっては、当てると濃くなる危険があるという。

「シミの見極めは医師でも難しいとされています。また、シミが目立ってくるのは、肌全体の代謝や機能が落ちてきた老化現象のひとつ。1点のシミを消しても『若々しく美しい印象』にはなりません。美容皮膚科の専門医によるシミ治療では、シミを消し、肌全体の透明感をアップさせるなど、顔全体の印象までを考えた治療が可能です。

 フォトフェイシャルは、長年にわたり、実績があり、ダウンタイムもない人気の施術。当院オリジナルの“タカミ式フォトフェイシャル”は、20万人の臨床体験から生まれた独自のプログラムのため、濃いシミにも薄いシミにも対応します。さらに、肌のハリアップ、毛穴の引き締め、小じわの解消など美肌効果も高いので、手軽なのに効果が見えやすい点も喜ばれています」と、山屋さん。
 
 5回ほど行うのがおすすめだが、1回でも充分効果は感じられる。

「3日目から顔を洗うたびにシミがボロボロ落ちていきました。そのたびにキレイになっていくのがうれしくて(笑い)」と、体験した主婦の宮田裕子さん(50才)。

 自分ではどうにもできない…とあきらめるのはまだ早い。プロに頼れば、洋服もお肌も蘇らせることは可能! ピカピカに磨きあげて、気持ち良く新年を迎えよう。

【レジュイール】
東京都港区南麻布1-5-18 FRビル
営業時間/火~土9:00~18:00 休/日・月・祝
シミ抜きやクリーニング料金は、衣類の状態により異なる。

【ダスキン】
浴室クリーニング/浴室1室(4平方メートル未満)約2時間で1万7280円

【美容皮膚科タカミクリニック】
東京都港区南青山3-18-5 モンテプラザ2F・3F
診療時間/10:00~19:00 休/日
タカミ式フォトフェイシャル(顔全体)/初回限定価格2万8000円

※女性セブン2014年12月25日・2015年1月1日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
カラオケ大会を開催した中条きよし・維新参院議員
中条きよし・維新参院議員 芸能活動引退のはずが「カラオケ大会」で“おひねり営業”の現場
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
襲撃翌日には、大分で参院補選の応援演説に立った(時事通信フォト)
「犯人は黙秘」「動機は不明」の岸田首相襲撃テロから1年 各県警に「専門部署」新設、警備強化で「選挙演説のスキ」は埋められるのか
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン