3人目は、同じく『ディア・シスター』で、美咲役・石原さとみの友達、櫻庭永人を演じるEXILEのメンバー、岩田剛典さん。ナイーブな透明感と繊細さ。今っぽいゲイ風ファッショナブル男子に見えるけれど、運動神経がメチャ良い。ご本人は慶応大学時代、ダンスサークルを引っ張っていたとか。
「人生一回きりで、この世界に飛び込んだので、中途半端なとこで辞めたくない。とにかくがむしゃらに、熱量だけは誰にも負けない」と、線が細い印象のわりにハートは骨太で熱い。筋肉が発達していそう。つまり、甘いマスクを超えた「奥行き感」があるのです。いい役者に共通しているのは、そうした「奥行き感」ではないでしょうか?
つまり、今目の前に見えているキャラだけでなく、その背後にたくさんの引き出しを持っている、ということ。だからこそ、次はまたガラリと違うキャラクターを演じることができるのです。
ドラマを見ながら、役者がひそかに持つ「奥行き」を探るのもまた、ワクワクする視聴法では。この3人のうち、来年は誰が大ブレイクするか大化けするか、とっても楽しみです。