芸能

江角マキコ テレビ局行脚で「雇用延長活動」展開する逞しさ

 バラエティ番組『私の何がイケないの?』(12月1日放送・TBS系)で、頬を赤らめながら、夫とのセックスの「始め方」を赤裸々に語った江角マキコ(47)。

 かつて大ヒットドラマ『ショムニ』で演じたOL役、あるいは社会保険庁のCMで「今納めていればきちんと受け取れる!」と若者をどやしつけていた男勝りなイメージからは想像しにくい発言だった。

 番組内で「週3~4回以上、夜の営みがある夫婦は収入が高い」という話題が出ると、「ウフフ」と意味深に笑い、「私を映さないで」と照れてみせた。同番組関係者の話。

「夫婦のセックスレスが社会問題になるなかで、江角さんなりのセックス論を語ったことは、主婦層に好感を持って受け止められた」

 江角が私生活までネタとして“切り売り”するのには深い理由がある。

 2014年7月、自らのブログで「ママ友からいじめ被害にあった」と告白したことがきっかけで、逆にママ友から「いじめたのはあなたの方」と反撃を受け、ついには「ママ友界」で対立していたとされる長嶋一茂邸への「落書き騒動」まで明るみに出た。

 落書きしたという当時の江角のマネージャーが警察の事情聴取を受ける事態に発展し、ブログで謝罪に追い込まれた。

「痛手だったのは、クリーンなお説教キャラクターが崩れてしまったこと。イメージが大切なCMはもちろん、ドラマのオファーも減ってしまった。江角主演の『ショムニ』のスペシャルドラマの企画もお蔵入りしてしまったようです」(テレビ局関係者)

 仕事が減っただけではない。江角家の事情を知る人物が明かす。

「いじめ騒動後に2人の子供をインターナショナルスクールに転校させたのだが、授業料が高額で教材費などを含めると1人年間250万円かかる。江角さんの夫はフジテレビのプロデューサーで高給とはいえ、江角さんの収入が減っては困る状況だ」

 だが、そこからがたくましかった。ぶっちゃけトークで話題を作るだけでなく、テレビ局を行脚して“雇用延長活動”を展開したという。前出のテレビ局関係者がいう。

「落書き騒動の後、レギュラーを持っているテレビ各局に出向き、自らスタッフに丁寧に事情を説明。最後は“出演を続けたい”と頼み込んだそうです」

 その結果、『私の何がイケないの?』のほか、『バイキング』(フジテレビ系)や『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)のレギュラーは変わらずに務めている。

 いじめ騒動で一時は「芸能界引退」まで囁かれた江角だったが、子供の教育が絡んでくるとなれば、やはり母は強い。

※週刊ポスト2015年1月1・9日号

関連記事

トピックス

大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
“進次郎劇場”で自民党への逆風は止まったか
《進次郎劇場で支持率反転》自民党内に高まる「衆参ダブル選挙をやれば勝てる」の声 自民党の参院選情勢調査では与党で61議席、過半数を12議席上回る予測
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト
自民・公明・立民が成立させた年金改革法案に重大問題 「厚生年金の減額期間」をこっそり延長、法案採決に欠席した河野太郎氏は「国民の年金への信用を失う」と憤慨
自民・公明・立民が成立させた年金改革法案に重大問題 「厚生年金の減額期間」をこっそり延長、法案採決に欠席した河野太郎氏は「国民の年金への信用を失う」と憤慨
マネーポストWEB