芸能

モラハラで離婚裁判の三船美佳 女性の93%が支持との結果

 高橋ジョージ(56才)と三船美佳(32才)が年の差を乗り越えて歩んだ16年。その間、ナイスカップル大賞やパートナーオブザイヤーも受賞し、芸能界のおしどり夫婦として知られていたが、昨年から今年にかけて一転泥沼離婚訴訟へと陥った。

 取材のなかで、高橋の過剰なまでの束縛が明らかに。結婚当初まだ高校生だった三船に部活動を禁止したり、三船の衣装を細かくチェックし胸元があいた服やナマ足はもってのほかだったという声も聞こえてきたりした。

 高橋のように相手を束縛したり、言葉や態度によって精神的苦痛を与えたりする行為は、「モラルハラスメント」と呼ばれ、昨今、妻が離婚を切り出す理由の約25%を占めるなど、社会問題化している。

 本誌が30~50代の主婦を取材したところ、同じような悩みが続々と聞こえてきた。

「一度浮気を疑われてからは、毎日携帯メールをチェックされています。電話の折り返しも10分以内にしないと延々と着信が来るので、もう怖くて…」(42才主婦)

「“男と知り合う可能性があるから”って、フェイスブックとか、SNSの利用を禁止されています」(35才主婦)

「病院に行く際も、男性医師に診てもらうのはダメで、スポーツジムに通うにしても、“インストラクターが女性ならば行ってもいい”と条件を付けられています。夫は、私が他の男性と話すことが許せないんです」(39才主婦)

「夫は、私が同窓会に行くことも許してくれません。“不倫の温床だ”って、妙な偏見があるんです。行きつけの美容院も、“イケメンが多いから”って、夫の知り合いの店に無理矢理変えられました」(42才主婦)

 共通の苦しみを抱える仲間意識ゆえか、彼女たちは今、一様に三船の一挙手一投足をニュースで追いかけており、「16年間もよく耐えたわね…」と、離婚訴訟に踏み切った三船の行動を、涙ながらに賞賛していた。

 本誌は同時に、三船の行動について、都内で女性100人にアンケートしたところ、「彼女を支持する」と答えた人が93人、「支持しない」または「一方的すぎる」と答えた人が7人という結果になった。

 恋人・夫婦仲相談所所長の二松まゆみさんもこう語る。

「三船さんの選択は正しいです。彼女のような年の差婚で、年上夫が自分の人生経験値を盾に“おまえはこうするべきだ”と締めつけると、妻は何も言い返せないんですよ。

 特に三船さんのような超早婚の場合“お前は世間知らずなんだから”という刷り込みが夫によってなされているケースが多く、この関係が何年も続くと、自分の頭で物事を考えることができなくなります」

 二松さんによれば、束縛夫になりやすいのは、「おれはこんなに稼いでいる」とか、「おれはこんなに偉いんだ」とか、自分で自分を持ち上げるタイプの人間だという。

 高橋もまた、「『ロード』の印税だけで今も年間1200万円入ってくる」「テレビに出なくても生活できる」など、たびたび自慢げに語ってきたように、このタイプに近いのかもしれない。

「仮に夫の束縛が激しくなっても、結婚して日が浅い夫婦なのであれば、“あなたの仕事ぶりは本当に尊敬しているんだけど、こういうところがつらいの”といった、『部分肯定と部分否定』という話し合い方で関係が改善するケースもあるんです。でも、結婚16年目となるとこれも難しい。

 三船さんの場合、おそらくお互いに話し合いができる状態ではなく、代理人を通じての交渉しか方法がなかったんでしょうね」(二松さん)

※女性セブン2015年2月5日号

関連記事

トピックス

左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏(=左。時事通信フォト)と望月衣塑子記者
山尾志桜里氏“公認取り消し問題”に望月衣塑子記者が国民民主党・玉木代表を猛批判「自分で出馬を誘っておいて、国民受けが良くないと即切り捨てる」
週刊ポスト
「〈ゆりかご〉出身の全員が、幸せを感じて生きられるのが理想です。」
「自分は捨てられたと思うのは簡単。でも…」赤ちゃんポスト第1号・宮津航一さん(21)が「ゆりかごは《子どもの捨て場所》じゃない」と思う“理由”
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
NEWSポストセブン