「壁ドン」は恋愛ゲームでもクライマックスシーンのひとつ(「上司と秘密の2LDK」より)
「モテる一番のポイントは、さりげなさですね」(吉田さん)
「たとえば、女性が寒そうにしているからといって、いきなり肩にコートをかけるのは露骨過ぎてNG。エアコンの温度を1度上げるような、さりげない優しさが女性は嬉しい。それにそういうのを結構見ているし、気づいているものなんですよ。
自分の悪いところを認識できている素直な男性も、モテポイント高いですよね。当たり前に思われるかもしれませんが、『ごめん』とか『ありがとう』をきちんと言える。何かしてもらったら、スッと『ありがとう』と口にする、咄嗟に『ごめん!』と言える、あと手料理を『おいしいね』と言って食べてくれる人は、好感度高い!」(野村さん)
“そんなこと?”と思うが、考えてみると意外に“そんなこと”ができていない男性は多いし、できている男性はモテている。さらに二人は流行りの「壁ドン」や「頭ポンポン」には、細心の注意が必要だと語る。
「恋愛ゲームでもそうですが、女性は“共感”によって男性との距離が縮まるプロセスを楽しみたいんです。たとえば15日間のゲーム上でも、『壁ドン』は14~15日目に起きる大きなイベントです。『壁ドン』=クライマックスなので、リアルでいきなりやると、どん引きされる上に、下手したらセクハラになってしまいます」(吉田さん)
「男性との距離があるからこそ、女性がトキメク余裕を持てるし、『距離を縮めたい』という願望が生まれるんです。女性から距離を縮めたい場合には、呼び方を変えたり、ふと心情を打ち明けたり、ボディタッチが増えるなどのサインが出ます。
夫や恋人という、関係性ができている相手なら『頭ポンポン』も“大切にされている”“労わられている”と感じられますけど、そういうベースがない相手にいきなりされたら、ちょっと怖いかも。体格や体力に差があるため、男性が急にパーソナルスペースに入ってくることに女性は敏感ですから、近づかれた分以上に後ずさっちゃいますよ(笑い)」(野村さん)