国内

スキャンダル対策入院議員に「医療制度崩壊導く」と医師憤慨

“不倫路チュー”を『週刊新潮』にすっぱ抜かれた農水省政務官の中川郁子議員(56才)と自民党の門博文議員(49才)。中川議員は、同誌が発売された3月5日に速攻で入院。病名は発表されなかった。

「予算委員会で詰問されるのが必至なので、単に逃げただけでしょう。入院先は、1泊8万円という都心の大病院のVIPルームだといわれています」(全国紙記者)

 5日に《私の軽率な行動で皆様方に大変ご不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳なく思っています》とコメントを出したものの、直後に国民の血税で、大病院の超高級部屋に雲隠れしたのだから、呆れるばかりだ。

「さらに、ここにきて、彼女の仕事部屋である政務官室で、2人が日常的に情事にふけっていたという爆弾情報まで出回っています。門議員が政務官室を訪れ、中川議員と2人きりで何時間も部屋から出てこないことがたびたびあったそうです。10日に退院した中川議員は、“ご迷惑をおかけしました”と改めて謝罪しましたが、政務官続投表明もあり、野党は猛抗議しています。今後、この疑惑が徹底追及されるでしょう」(前出・全国紙記者)

 なんら意味のない雲隠れ生活となったわけだが、昨年8月にフィギュアスケート選手・高橋大輔(28才)との“無理チュー”写真をスクープされた橋本聖子議員(50才)も直後に入院しているように、「スキャンダルが出ると入院する」というのは、永田町の風物詩と化している。

「例えば国会のすぐ近くのA病院のVIPルームは長年政界御用達で、大物政治家なら電話一本で即入院できます。徳洲会と猪瀬直樹前都知事の例を見ても、政治家と病院というのは献金とその見返りでズブズブなんです。院長の指示で、急に政治家がVIPルームの入院スケジュールに割り込んでくるなんてことはザラです」(ある自民党関係者)

 この政治家と病院の癒着が、高齢化社会の今、改めてクローズアップされている。

 大都市の病院では、入院用の病床の稼働率が80~90%と、どこも常時満員に近く、入院待ち患者も多い。国際医療福祉大の調査によれば、2025年には9万人分の病床が不足し、“入院難民”が大量に発生することが確実な状況にあるという。ある都心の大病院に勤める医師がこう憤る。

「一般国民が入院待ちなのに、彼らの税金で暮らしている議員が、健康体なのにスキャンダル対策というだけで入院できるなんて、誰が納得できますか。中川議員のような人間が、この国の医療制度を崩壊させているんです。今すぐに議員を辞職してもらいたい」

※女性セブン2015年3月26日号

関連記事

トピックス

「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(容疑者の高校時代の卒業アルバム/容疑者の自宅)
「軍歌や歌謡曲を大声で歌っていた…」平原政徳容疑者、鑑定留置の結果は“心神耗弱”状態 近隣住民が見ていた素行「スピーカーを通して叫ぶ」【九州・女子中学生刺殺】
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン