芸能

『ちゃんぽん食べたか』劇中歌は全部さだまさしが作詞・作曲

「さださんは、本当に多才。ですが自分の才能を押し付けない。大きな懐で、原作とドラマで少し違う部分があってもそれを楽しんでくれるんです。佐野雅志役の菅田将暉くんの演技を“ちゃんと昭和の子になってるよね”と評価し、バンド活動をすすめるなど、期待もしてくれています」

 と言うのは、NHK土曜ドラマ『ちゃんぽん食べたか』(NHK総合)のプロデューサーの真鍋斎さん。

 このドラマの原作は、さだまさし(63才)の自伝的小説『ちゃんぽん食べたかっ!』(NHK出版)。昭和40年代初頭、家族に期待され、長崎から上京したバイオリン弾きの少年が挫折し、苦悩の中で成長する姿を描いている。

「さださん曰く、“のんきな少年がどんどん挫折していく物語”。夢を失った時、本人の苦悩だけでなく、周囲がどう思い、心を通わせていくのかも描いています。原作に出てくるエピソードはどれも本当に面白く、リアリティーのあるものばかり。さらに、ドラマ化にあたり、さださんから聞かせていただいた新しいエピソードを加えています」(真鍋さん・以下同)

 このドラマの見どころのひとつは、佐野雅志少年が、作り歌う楽曲。その劇中歌はすべて、さだまさしが作詞・作曲した。

「メロディーは時代に合わせてなんとなく雰囲気を出せても、独特の感性によるさださんの詞の世界は、誰にもまねできません。昭和の時代にさださんが考えていたこと、また、その当時生み出したメロディーを思い出しながら、作っていただきました」

 自分自身のこと、周囲のことを深く考え、進路と真剣に向き合わざるを得ないなか、苦悩していく姿や、生活のすべてを捧げて行ったものを失った時、どうやって希望を見つけていったのかなど、若かりし頃のさだを知る手掛かりになる作品だ。

※女性セブン2015年7月9・16日号

トピックス

“激太り”していた水原一平被告(AFLO/backgrid)
《またしても出頭延期》水原一平被告、気になる“妻の居場所”  昨年8月には“まさかのツーショット”も…「子どもを持ち、小さな式を挙げたい」吐露していた思い
NEWSポストセブン
初めて万博を視察された愛子さま(2025年5月9日、撮影/JMPA)
《万博ご視察ファッション》愛子さま、雅子さまの“万博コーデ”を思わせるブルーグレーのパンツスタイル
NEWSポストセブン
尹錫悦前大統領(左)の夫人・金建希氏に贈賄疑惑(時事通信フォト)
旧統一教会幹部が韓国前大統領夫人に“高級ダイヤ贈賄”疑惑 教会が推進するカンボジア事業への支援が目的か 注目される韓国政界と教会との蜜月
週刊ポスト
憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(左・時事通信社)
【東大前駅・無差別殺人未遂】「この辺りはみんなエリート。ご近所の親は大学教授、子供は旧帝大…」“教育虐待”訴える戸田佳孝容疑者(43)が育った“インテリ住宅街”
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
事務所独立と妊娠を発表した中川翔子。
【独占・中川翔子】妊娠・独立発表後初インタビュー 今の本音を直撃! そして“整形疑惑”も出た「最近やめた2つのこと」
NEWSポストセブン
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン