芸能

スッキリ!!で存在感薄い上重アナ 番組での振舞い方を識者提案

『スッキリ!!』では加藤浩次にいじられ苦笑いを浮かべることも

 スポンサー企業の創業者から1億7000万円もの巨額融資を受けていたという問題が発覚するも、事実上お咎めなしのまま朝の情報番組『スッキリ!!』(日本テレビ系)に出演し続ける上重聡アナウンサー(35)。週刊誌報道のあった4月2日に簡単な謝罪こそあったものの、疑惑の真相についてはあやふやなまま。この3か月間、共同MCを務める加藤浩次(46)の隣で借りてきた猫のように大人しくしている上重アナの姿に、違和感を覚える視聴者も少なくないだろう。

 同番組をウォッチするライターの仁科友里さんも、本人やその周囲の出演者たちへの影響を心配する。

「本来であれば、スキャンダル発覚後に降板させるべきでしたが、完全にタイミングを逃しました。今はほとんどいる意味がない状態になってしまっています。本人もつらいでしょうし、周りもやりづらそうに見えます。番組で何かしらの不祥事を取り上げても、上重アナ本人がまだきちんと謝罪できていないので上重アナに話を振りづらい。加藤さんは時折、騒動を想起させるようなことをチクリと言うことがありますが、本当はもっと言いたいことがあるように見えますね」

 加藤の意味深なツッコミに対しては、引きつり笑いを浮かべるのがやっとの上重アナ。そのたびに、スタジオは微妙な空気に包まれてしまう。降板のタイミングを逸したのであれば、今後番組でどのように振る舞えばいいのか。仁科さんはこう提案する。

「加藤さんにチクリと言われた時に、ニヤニヤと笑うのではなく、その都度『すみません!』と、過剰なくらいに謝ったほうがいいでしょう。いまだに問題の“億ション”に住み続けているとの報道もあり、本当に反省しているのか、と思っている人も多いと思います」

 仁科さんはさらに、上重アナに対する女性視聴者の印象が悪くなっていると指摘する。

「お金にダラシない男というのは、女性が一番嫌うタイプです。情報番組には生活に密着するトピックが欠かせませんが、女性はお金に関して敏感なので、情報を伝える側がグレーな状態では何を言っても反感を買うだけです。騒動を笑いに変えようとしても全く面白くありません。3月に降板したテリー伊藤さんは濃いキャラのため好き嫌いの問題がありましたが、上重アナの場合はちょっと次元が違います。茶髪から黒髪にイメチェンしましたが、そういう行為も女性には姑息に見えてしまいます」

 では、反省の気持ちが伝わるまでロケ中心に切り替えるというのはどうだろうか。スタジオのように、微妙な空気に包まれることもないし、体を張ることだってできる。しかし仁科さんは、「ロケでもスタジオでも変わらない」という。たとえば上重アナが食レポをして「おいしい!」と言っても、「もっといいもの食べているんじゃないの?」と思われかねないからだ。上重アナに求められているのはやはり、もう一度、きちっと誠意ある謝罪をすることだと仁科さんは言う。

「しっかりと謝ったら、一回休んで、スポーツ実況などを地道にやっていけばいいと思います。もともとスポーツマンですから、そこで頑張ればいい仕事ができるはずです。謝罪と一緒に、何か苦しいことをして番組の企画にする方法だってあります。たとえば、100キロマラソンに挑戦するとか、そんな手もあると思います。それぐらいのことをしないと、視聴者はもはや納得してくれない状況になってきていると思います」

 引きつり笑顔をいつまでも見せられるのは視聴者としてもつらい。今回の騒動では局側の対応にも非難が集中しているが、上重アナのためにも視聴者のためにも、何かしらの変化を期待したい。

関連記事

トピックス

復帰会見をおこなった美川憲一
《車イス姿でリハビリに励み…》歌手・美川憲一、直近で個人事務所の役員に招き入れていた「2人の男性」復帰会見で“終活”にも言及して
NEWSポストセブン
遠藤敬・維新国対委員長に公金還流疑惑(時事通信フォト)
公設秘書給与ピンハネ疑惑の維新・遠藤敬首相補佐官に“新たな疑惑” 秘書の実家の飲食店で「政治資金会食」、高額な上納寄附の“ご褒美”か
週刊ポスト
高市早苗首相(時事通信フォト)
高市早苗首相の「官僚不信」と霞が関の警戒 総務大臣時代の次官更迭での「キツネ憑きのようで怖かった」の逸話から囁かれる懸念
週刊ポスト
男気を発揮している松岡昌宏
《国分騒動に新展開》日テレが急転、怒りの松岡昌宏に謝罪 反感や逆風を避けるための対応か、臨床心理士が注目した“情報の発信者”
NEWSポストセブン
水原受刑者のドラマ化が決定した
《水原一平ドラマ化》決定した“ワイスピ監督”はインスタに「大谷応援投稿の過去」…大谷翔平サイドが恐れる「実名での映像化」と「日本配信の可能性」
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(Instagramより)
「球場では見かけなかった…」山本由伸と“熱愛説”のモデル・Niki、バースデーの席にうつりこんだ“別のスポーツ”の存在【インスタでは圧巻の美脚を披露】
NEWSポストセブン
モンゴル訪問時の写真をご覧になる天皇皇后両陛下(写真/宮内庁提供 ) 
【祝・62才】皇后・雅子さま、幸せあふれる誕生日 ご家族と愛犬が揃った記念写真ほか、気品に満ちたお姿で振り返るバースデー 
女性セブン
村上迦楼羅容疑者(27)のルーツは地元の不良グループだった(読者提供/本人SNS)
《型落ちレクサスと中古ブランドを自慢》トクリュウ指示役・村上迦楼羅(かるら)容疑者の悪事のルーツは「改造バイクに万引き、未成年飲酒…十数人の不良グループ」
NEWSポストセブン
現在は三児の母となり、昨年、8年ぶりに芸能活動に本格復帰した加藤あい
《現在は3児の母》加藤あいが振り返る「めまぐるしかった」CM女王時代 海外生活を経験して気付いた日本の魅力「子育てしやすい良い国です」ようやく手に入れた“心の余裕”
週刊ポスト
熊本県警本部(写真左:時事通信)と林信彦容疑者(53)が勤めていた幼稚園(写真右)
《親族が悲嘆「もう耐えられないんです」》女児へのわいせつ行為で逮捕のベテラン保育士・林信彦容疑者(53)は“2児の父”だった
NEWSポストセブン
リクルート社内の“不正”を告発した社員は解雇後、SNS上で誹謗中傷がやまない状況に
リクルートの“サクラ行為”内部告発者がSNSで誹謗中傷の被害 嫌がらせ投稿の発信源を情報開示した結果は“リクルートが契約する電話番号” 同社の責任が問われる可能性を弁護士が解説
週刊ポスト
上原多香子の近影が友人らのSNSで投稿されていた(写真は本人のSNSより)
《茶髪で缶ビールを片手に》42歳となった上原多香子、沖縄移住から3年“活動休止状態”の現在「事務所のHPから個人のプロフィールは消えて…」
NEWSポストセブン