ライフ

運動20分以上で脂肪燃焼説 その真偽とEMSマシーンの効果

 ダイエットを頑張ってるのに体重が減らないのには、理由があった! やせるのはどっち? 日本ダイエット健康協会、代表理事の古谷暢基さんと福岡大学スポーツ科学部教授で医学博士の田中宏暁さんに聞いた。

Q:通販でよく見る腹筋を低周波で鍛えるEMSマシーンの効果は?

A:何もしないよりは多少効果が出るかもしれないが、不明。

「アスリート的には、器具だけで筋トレするのは限界があると思います。食事制限や生活習慣などにも留意して器具を併用した結果、ダイエットへのモチベーションがUPし、やせたと考える方が自然でしょう。深呼吸でインナーマッスル全体を刺激するのは0円(笑い)。なにより楽チンだと思いますよ」(古谷さん)

Q:20分以上有酸素運動しないと脂肪が燃えないって、ホント?

A:関係ない。

「運動生理学的には、20分以上~というのは根拠のない噂です。たとえ1分ずつでも筋肉を動かせば血流はアップし、エネルギー消費につながります。例えば、トイレ休憩の時にトイレまでスロージョギングをするだけでも、8回行けば30分近く有酸素運動した計算になります」(田中さん)。

 最初に筋肉に負荷を与えることで、エネルギー分解ホルモンであるアドレナリンが動きだし、脂肪分解酵素リパーゼの働きも活性化される。エネルギー消費スイッチが入った状態で有酸素運動を行えば、自ずと脂肪燃焼効果も高まる。

 交感神経を刺激すると効率よく脂肪が燃えることは上記に述べたが、コーヒーを飲んだり、怒ったりしていても交感神経にスイッチが入る。

「イライラしている時には有酸素運動がオススメともいえますね」(古谷さん)

※女性セブン2015年8月20・27日号

関連記事

トピックス

10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《梨園に誕生する元アイドルの嫁姑》三田寛子と能條愛未の関係はうまくいくか? 乃木坂46時代の経験も強み、義母に素直に甘えられるかがカギに
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(クマの画像はサンプルです/2023年秋田県でクマに襲われ負傷した男性)
ヒグマが自動車事故と同等の力で夫の皮膚や体内組織を損傷…60代夫婦が「熊の通り道」で直面した“衝撃の恐怖体験”《2000年代に発生したクマ被害》
NEWSポストセブン
対談を行った歌人の俵万智さんと動物言語学者の鈴木俊貴さん
歌人・俵万智さんと「鳥の言葉がわかる」鈴木俊貴さんが送る令和の子どもたちへメッセージ「体験を言葉で振り返る時間こそが人間のいとなみ」【特別対談】
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン
佳子さまの“ショッキングピンク”のドレスが話題に(時事通信フォト)
《5万円超の“蛍光ピンク服”》佳子さまがお召しになった“推しブランド”…過去にもロイヤルブルーの “イロチ”ドレス、ブラジル訪問では「カメリアワンピース」が話題に
NEWSポストセブン
「横浜アンパンマンこどもミュージアム」でパパ同士のケンカが拡散された(目撃者提供)
《フル動画入手》アンパンマンショー“パパ同士のケンカ”のきっかけは戦慄の頭突き…目撃者が語る 施設側は「今後もスタッフ一丸となって対応」
NEWSポストセブン
大谷翔平を支え続けた真美子さん
《大谷翔平よりもスゴイ?》真美子さんの完璧“MVP妻”伝説「奥様会へのお土産は1万5000円のケーキ」「パレードでスポンサー企業のペットボトル」…“夫婦でCM共演”への期待も
週刊ポスト
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
【本人が語った「大事な存在」】水上恒司(26)、初ロマンスは“マギー似”の年上女性 直撃に「別に隠すようなことではないと思うので」と堂々宣言
NEWSポストセブン
劉勁松・中国外務省アジア局長(時事通信フォト)
「普段はそういったことはしない人」中国外交官の“両手ポケットイン”動画が拡散、日本側に「頭下げ」疑惑…中国側の“パフォーマンス”との見方も
NEWSポストセブン