女芸人・柳原は、ナレーションに定評があり、『もしもツアーズ』(フジテレビ系)や『スッキリ!!』(日本テレビ系)で、ナレーションやキャラクターなどを担当し、“声の出演”がもっとも多い女芸人だからだ。
ここでも二宮くんをおおいに納得させた栗原アナが最後に発表したフリーアナの“底辺”は「元地方ラジオ局出身アナ」だと言い、自分はそこに属していると言い切った。確かにそれは大きな「悲しみ」だろう。
プロフィールを調べてみた。関西外国語大学を卒業後、新潟県のラジオ局「FM新津」で仕事をしていたという栗原アナ。
同じ地方局でもテレビ局や、準キー局と呼ばれる大阪や名古屋、福岡の局ならばまた話は少々違っていると思う。
実際、彼女が「仕事がとれる」2位にあげたセント・フォースには、そういう女子アナが数多く所属。彼女たちの“悲願”は、在京局の番組でレギュラーをとることだ。
先日私が『1周回って知らない話』(日本テレビ系・9月23日オンエア)で共演させてもらった元読売テレビの川田裕美アナも、『情報ライブ ミヤネ屋』卒業後、「迷わず」セント・フォースに所属している。ま、川田アナの場合、結局、在阪局(読売テレビ、朝日放送、毎日放送など)から“お声”がかかることが多いというが、単発でも、ゴールデンタイムの番組に出られるならば、願いは叶ったと言っていいだろう。
その川田アナの親友で、彼女より一足先にセント・フォースに所属している元・毎日放送の吉竹史(ふみ)アナは、『Oha’4 NEWS LIVE』(日本テレビ系)のレギュラーを勝ち取り、「やっと田舎の祖母に見てもらえる」と全国ネット出演を喜んでいた。
さらに栗原アナについて検索してみると、所属事務所も見つかった。なんと、ホリプロである。
元サッカー日本代表の武田修宏や、女医の西川史子が所属していることで有名な“スポーツ文化部”の成功により、同社が手がけている「アナウンサーズルーム」という部署。以前、「アナウンサーズプロモーション」という名称だった時代、最初に所属していたのは元フジテレビの大坪千夏。その後、キャイ~ンの天野ひろゆきと結婚した荒井千里も所属していたことでも知られている。
同社において、栗原アナが言うところの「仕事がとれるトップ」=「テレビ局の女子アナ出身者」には、元テレビ朝日の石井希和、元TBSの竹内香苗、元フジテレビの松尾翠らの名前があった。
その中で「米田やすみ」という名前に見覚えがあると思ったら、彼女はTBS系の情報番組のリポーターとして活躍していた人だった。出身は山形テレビだという。
そして、栗原アナが2番目にあげた「女性タレント、アイドル、モデル…」のたぐいが同社にはけっこう居て、思わず声をあげたのは、私が構成を担当していた『恋のから騒ぎ』(日本テレビ系)出演を経て、SDN48で活躍していた“まりなる”こと津田麻莉奈の名前を見つけたときだった。
彼女がいま、グリーンチャンネルの『競馬場の達人』を担当していることはTwitterなどで知っていたが、なるほど、それにはホリプロの“営業力”があったというワケだ。