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映画パーソナリティー・LiLiCoが選ぶこの秋に観るべき映画3作

 芸術の秋。たくさんの映画を観て、感性を豊かにしたい季節だ。そこで、映画パーソナリティーのLiLiCo(44才)がこの秋公開する映画の中から、3作品を厳選してくれた。

■『ぼくらの家路』(9月19日公開)

 10才と6才の兄弟が母を探す3日間を描いた作品。

「お母さんは子供たちの面倒を全く見ないで男に走るんですけど、兄弟がコーヒーショップのカウンターにある砂糖だけを盗んで、なんとか生きている姿を見て、胸が痛くて痛くてたまらなくて、ずっと気持ち悪かった」

 この映画は親子で見てはいけないとLiLiCoは感慨深げに言う。

「自分が子供だった頃、大人びてたり、無理していた過去を思い出しながら見てみるといいと思います」

■『パパが遺した物語』(10月3日公開)

 この秋いちばんの感動作と呼ばれる今作。主演を務めたラッセル・クロウ(51才)は、脚本を読むなり大号泣したというほどだ。

「ラッセル・クロウ演じる父親のせいで、母親を亡くし、娘は子供時代寂しい思いをしていたせいで、成長してからは、すぐに誰かを好きになってSEXをしてしまう。愛されたいんです。そして父との過去に向き合い新しい人生を歩み始める…とても深い映画になっています」

■『マイ・インターン』(10月10日公開)

「久しぶりに出合った最高の大作! 女性も男性も、オカマも誰もが気に入る映画です!」と、LiLiCoが身を乗り出して話してくれたのがこちら。舞台はNYのファッション業界。アン・ハサウェイ(32才)演じるオンラインファッションサイトのCEOの元に、ロバート・デ・ニーロ(72才)演じる人生経験豊富な40才年上のシニアインターンがやってくる物語だ。

「決められてどうすることもできない年齢というものに対して、たまたまそれが引退だったり、定年退職だったりするんだけど、実際にはまだまだ仕事ができる人っていっぱいいるんです。そういう部分を描いているから、生きる原動力になる映画。私はすごいすごい働いているけど、もっと働こうと思いました(笑い)。そういう映画です」

 LiLiCoは映画を見るシーズンで秋がいちばん好きだという。

「ちょっと寒くなって、ちょっとおいしいものを食べたり、飲んだり、友人や彼氏と一緒にいたいと思う季節なので、見応えのあるものを選んでほしいですね」

※女性セブン2015年10月1日号

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