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6年間果物しか食べない男性 始めて以降は風邪ひいたことなし

6年間フルーツしか食べていない中野瑞樹氏

 フルーツ研究家を自称する中野瑞樹氏、39歳。9月1日にはテレビ『マツコの知らない世界』(TBS系)で「6年間フルーツしか食べずに生きている男」として紹介され、食生活が「衝撃的すぎる」と話題を呼んだ。

 なんと彼、フルーツ以外の食べ物を口にしないのみならず、お茶や水も一切飲まない。常にスイカなどを小さく切ってプラスチック製容器に入れて持ち歩き、喉が渇くと食べて水分補給するのだという。

 これにはマツコも「絶対ウソー!」と思わず叫んだほど。いったいどんな人物なのか。本誌記者が本人を直撃した。

 フルーツばかり食べていれば糖分で太りそうなものだが、待ち合わせ場所にやってきた中野氏は驚くほどスリムで、聞けば身長172cmで体重は51kgしかないという。顔の肌はやや黄色っぽいが、張りが良くツヤツヤしている印象だ。

「肌が黄色っぽいのはフルーツに含まれるカロチノイドという天然色素の影響で、病気の黄疸とは無関係。健康診断でもどこにも異常はありません。フルーツ食を始めてからの6年間、風邪もひいたことがない」

 自信満々の中野氏だが、そこには彼なりの裏付けがあるようだ。

「フルーツは甘いから、食べすぎると血糖値が上がるんじゃないかといわれていますが、血糖値の上昇を緩やかにしてくれる食物繊維も豊富なので問題ないんです」(中野氏)

 中野氏は京都大学農学部出身で、元々の研究テーマは「砂漠の緑化」。2001年に東大工学部で教員になったが、フルーツの素晴らしさに目覚め、2005年には東大を辞職してフルーツ研究に専念。2009年9月28日よりフルーツしか食べない生活に突入した。

「砂漠の研究をするうちに、日本に広がる“緑の砂漠”に気づきました。森林伐採とスギ植樹などで、野性動物たちの食べ物である自然のフルーツがどんどんなくなってしまった。日本人はフルーツに対する意識が低いので、もっとフルーツのことを知ってほしいんです」

※週刊ポスト2015年10月9日号

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