女子校出身者の社会での活躍ぶりは目覚ましい。例えば、経営権を巡る父娘騒動があった大塚家具の大塚久美子社長はお嬢様学校として有名な「白百合学園中・高出身」である。
その他、政界では島尻安伊子沖縄・北方担当相が聖ウルスラ学院英智高(2005年まで女子校)出身。テレビでは膳場貴子アナウンサー(女子学院中・高)、タレント・エッセイストの小島慶子氏(学習院女子中・高)などがいる。各界で第一線で活躍する女子校出身者たちは数えきれない。
『週刊ダイヤモンド』(2012年11月3日号)に掲載された「高校・中高一貫校別生涯賃金期待値ランキング」では、名だたる男子校、共学校を押しのけて2位にフェリス女学院、3位に女子学院がランクイン。世間でいわれるような「男女の収入格差」は、有名女子校に限っては完全に逆転している。
仕事ができる一方で、女子校出身者にはなぜか「男関係に難アリ」という良からぬ評価もつきまとう。実際に男性の同僚社員からはこんな声が聞かれた。
「純粋培養というか、男を見る目がなくて、すぐに惚れてすぐに別れる。同期の女性社員は結婚してすぐに『合わないから』といって離婚。さっさと旧姓に戻して平気な顔をして職場で働いている」(42歳男性社員)
「お嬢様中高出身で出世街道まっしぐらの女性社員が、フリーターみたいなヒモ男とつき合っていて、話題になっている」(35歳男性社員)
周囲に直接的な被害を与えているケースもある。
「超一流大学卒の女子校出身女性社員が、入社早々、直属の上司である部長と交際を開始。周囲の目をまったく気にせず、社内で部長にタメ口をきいたり、しなだれてみたり。部長も部長だが、いったい彼女をどう扱えばいいものか……」(38歳男性役員)