芸能

「安心してください! 泣いてませんよ」 号泣予報士の今後

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、NHK山形放送局の気象予報士・岡田みはるの号泣騒動に注目する。

 * * *
「安心してください! 泣いてませんよ」

 とは、今週、複数の“お天気おねえさん”がワイドショーやニュースショーの現場で口にしたジョーク。

 もちろん、NHK山形放送局の“号泣気象予報士”こと岡田みはるサンの騒動と、『新語・流行語大賞』でベストテン入りした、とにかく明るい安村サンのギャグとを合体させたフレーズである。

 念のため、おさらいしておくと、岡田サンは山形県内の天気予報を話し始めるも、自身のコメントとは異なる地方の中継映像が流れてしまったことで、収拾が付けられなくなり泣き出してしまった…と“発表”された。

 ネットではすぐにニュースになり、「局内いじめ」や「プライベートでショックなことがあった」などと一部で騒がれた。

 でも、それ以上にこの件を話題にしているのはワイドショーやニュースショーの“現場”だろう。

 まず一本として扱ったのは『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)。宮根誠司サンは「気象予報士の方は事前にものすごく準備をしている」ので、準備をしていなかった地域の映像が出てパニックになってしまった…という見立てをしていた。

 お天気コーナーではないのに同番組の気象予報士、蓬莱大介サンをMC席に呼び寄せて、生放送で天気予報をすることがいかに難しいかも紹介。岡田サンに気遣いながらの構成となっていた。

「でも、別の映像が出てしまったのは岡田サンの責任ではない」…、おっしゃるとおりだ。岡田サンのミスを誘うためにスタッフが別の映像を出していた…なんてことがあれば大問題だが、そんなことは絶対ありえないと断言できる。出す予定ではなかった映像が出てしまうのは、ディレクターやスイッチャーらがいる“サブ”の責任。反省会で叱られるのも間違いなく彼らである。

 宮根サンは、かつてネットで「不仲」を報じられたフロアーディレクターをいじりつつ、「カンペが違うときもある」と、また岡田サンをフォロー。サブからの指示をインカムで聞きつつも、何かを勘違いしたフロアーさんが間違った指示をカンペに書き、MCや演者に見せることもあるし、そもそも、上=サブからの指示が間違っていることもあるというのだ。

関連記事

トピックス

食品偽装が告発された周富輝氏
『料理の鉄人』で名を馳せた中華料理店で10年以上にわたる食品偽装が発覚「蟹の玉子」には鶏卵を使い「うづらの挽肉」は豚肉を代用……元従業員が告発した調理場の実態
NEWSポストセブン
大谷翔平の妻・真美子さんの役目とは
《大谷翔平の巨額通帳管理》重大任務が託されるのは真美子夫人か 日本人メジャーリーガーでは“妻が管理”のケースが多数
女性セブン
17歳差婚を発表した高橋(左、共同通信)と飯豊(右、本人instagramより)
《17歳差婚の決め手》高橋一生「浪費癖ある母親」「複雑な家庭環境」乗り越え惹かれた飯豊まりえの「自分軸の生き方」
NEWSポストセブン
雅子さまは免許証の更新を続けられてきたという(5月、栃木県。写真/JMPA)
【天皇ご一家のご静養】雅子さま、30年以上前の外務省時代に購入された愛車「カローラII」に天皇陛下と愛子さまを乗せてドライブ 普段は皇居内で管理
女性セブン
稽古まわし姿で土俵に上がる宮城野親方(時事通信フォト)
尾車親方の“電撃退職”で“元横綱・白鵬”宮城野親方の早期復帰が浮上 稽古まわし姿で土俵に立ち続けるその心中は
週刊ポスト
殺人未遂の現行犯で逮捕された和久井学容疑者
【新宿タワマン刺殺】ストーカー・和久井学容疑者は 25歳被害女性の「ライブ配信」を監視していたのか
週刊ポスト
本誌『週刊ポスト』の高利貸しトラブルの報道を受けて取材に応じる中条きよし氏(右)と藤田文武・維新幹事長(時事通信フォト)
高利貸し疑惑の中条きよし・参議院議員“うその上塗り”の数々 擁立した日本維新の会の“我関せず”の姿勢は許されない
週刊ポスト
東京駅17番ホームで「Zポーズ」で出発を宣言する“百田車掌”。隣のホームには、「目撃すると幸運が訪れる」という「ドクターイエロー」が停車。1か月に3回だけしか走行しないため、貴重な偶然に百田も大興奮!
「エビ反りジャンプをしてきてよかった」ももクロ・百田夏菜子、東海道新幹線の貸切車両『かっぱえびせん号』特別車掌に任命される
女性セブン
店を出て染谷と話し込む山崎
【映画『陰陽師0』打ち上げ】山崎賢人、染谷将太、奈緒らが西麻布の韓国料理店に集結 染谷の妻・菊地凛子も同席
女性セブン
高橋一生と飯豊まりえ
《17歳差ゴールイン》高橋一生、飯豊まりえが結婚 「結婚願望ない」説を乗り越えた“特別な関係”
NEWSポストセブン
雅子さま、紀子さま、佳子さま、愛子さま 爽やかな若草色、ビビッドな花柄など個性あふれる“グリーンファッション”
雅子さま、紀子さま、佳子さま、愛子さま 爽やかな若草色、ビビッドな花柄など個性あふれる“グリーンファッション”
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! 岸田首相の脱法パーティー追撃スクープほか
「週刊ポスト」本日発売! 岸田首相の脱法パーティー追撃スクープほか
NEWSポストセブン