おせちに使われる食材には、それぞれ意味があると語るのは風水建築デザイナーの直居由美里さん。今回はおせちの風水的な意味合いについて解説してもらった。
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最近は、おせち料理は家で作らずに買うという家庭が増えてきました。あわただしい年末におせちを一から手作りするのは大変です。そして、年末には大掃除もありますから、おせちを購入するのも合理的なことだと思います。
それでも、2016年に向けて、豆や根菜を使った手作りのおせちをぜひプラスしてください。なぜなら、来年は二黒土星が九星盤の中央に入る年。二黒土星は万物を育てる大地を象徴しますから、豆や根菜など地の恵みが詰まった食物をいただくことで、来年の運気に大きくプラスになるのです。
市販のおせちにも、黒豆や煮しめは入っていますが、家族で心ゆくまで食べられるよう、たっぷり煮物を作ってみてはどうでしょうか。
おせちはお正月に食べるお祝いの料理というイメージがありますが、もともとは自然の恵みを神様に感謝してお供えしたもの「節供」が始まりです。
おせちに使われる食材には、それぞれ意味があります。その中で、二黒土星が司る食材をいつものお正月より多めに用意するといいでしょう。