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ブラック夫との離婚は裁判沙汰になる傾向 プロの手借りるべき

 夫にモラハラ(モラルハラスメント)があったといわれ、離婚裁判に突入するほど関係がこじれている三船美佳(33才)と高橋ジョージ(57才)の例のように、隠れモラハラ系や隠れDV、隠れ浮気系など、「ブラック夫」にはさまざまなタイプがある。これまで1500件以上の離婚や婚約破棄などの男女問題に関する事件を扱ってきた弁護士の堀井亜生さんがブラック夫のトリセツを教えてくれた。

 * * *
 私は離婚弁護士ですが、決して最初から離婚を勧めません。離婚は経済的・精神的に失うものも大きく、子供につらい思いをさせることになるからです。もし、ブラック夫とわかっても、すぐに離婚と考えるのではなく、この夫とうまくやっていく方法はないかと考えてみましょう。

 女性の特性として、一度相手を嫌になったら元に戻れないことも多いですが、誰にでも欠点はあるのですから、相手に満点を求めない、離婚しても満点の相手は見つからない、ということを忘れないでください。

 一度冷静になるために、夫のどんな面が不満で、逆にどんな面が好きなのかを書き出してみましょう。そうすると何が自分の悩みなのか明確になりやすいです。

 そうして冷静に考えた結果、それでもダメであれば、無理にがまんせず別れるという道を考えてください。離婚すると決断した場合は、自分ひとりでなんとかしようとせず、周囲の助けを借りて、新しい人生を早くスタートさせることを考えてください。

 ただ、ブラック夫との離婚はかなり大変なことも事実です。ブラック夫は協議離婚ができず、裁判沙汰になりやすい。特にDV系、モラハラ系は「絶対に離婚しない」と争い、別居してもストーカーになりやすいんです。浮気系の人はしつこくはないですが、浮気相手に子供がいたり、離婚するかはっきり言わないので裁判になるケースがあります。そしてドケチ系は1円単位で条件を争うので、離婚は長期化します。マザコン系は義母が裁判に参戦してきたり、親権を請求してきて揉める。

 ブラック夫に自分で太刀打ちするのは無理だと思ったらすぐにプロの手を借りましょう。

※女性セブン2016年1月1日号

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