芸能

もうすぐ終了の『あさが来た』 Pがしみじみと振り返る

『あさが来た』(ホームページより)

 最終回まであとわずか。高視聴率をマークし続けているNHK朝のテレビ小説『あさが来た』をもっと楽しめる制作秘話を『あさが来た』エグゼクティブ・プロデューサー佐野元彦さんが語った。

 * * *
 放送最後の2週間では、あさと新次郎、そしてはつと惣兵衛という2組の夫婦が幸せになっていく姿をじっくり描きます。あさとはつは、性格も仕事も生活ぶりも違います。ただ、2人とも幸せをつかもうと懸命に努力していますよね。

 ですから、どっちが偉いとかではなく、それぞれがそれぞれの形で幸せになる様子を楽しみにしていてください。最終回は、あさが生きていた時代から、今の時代の人たち、つまり私たちへのメッセージを込めたものにしたいと考えています。

 具体的に誰とは言えないのですが、懐かしいあの人やこの人が再登場します。『あさが来た』は、物語自体は王道ですが、非常にチャレンジングな朝ドラだったと思います。

 まず、ヒロインが「銭があらへん」とお金のことばかり言っている。そんな朝ドラは過去になかった。今までの朝ドラのヒロインは夢や憧れというファンタジーを追いかけてきました。銭金について平気で言葉に出すという新しい形のヒロイン像を提示できたと思っています。

 また、朝ドラ史上初めて江戸時代を舞台にしました。江戸時代ですから、男性の髪形はちょんまげです。朝から視聴者に受け入れてもらえるか不安は多少ありました。結果として、銭に細かいヒロインも幕末という時代設定も両方受け入れていただいたと思います。

 ですから、今後、朝ドラの時代設定やヒロイン像が広がります。幕末だけでなく、戦国時代の朝ドラもできるかもしれない。大きな可能性の門を開くことができたと自負しています。

 それは、役者さんの力が大きい。お金のことばかり口にしても決して下品にならないあさは、波瑠さん(24才)の上品さがあったからこそできました。

関連記事

トピックス

“ムッシュ”こと坂井宏行さんにインタビュー(時事通信フォト)
《僕が店を辞めたいわけじゃない》『料理の鉄人』フレンチの坂井宏行が明かした人気レストラン「ラ・ロシェル南青山」の閉店理由、12月末に26年の歴史に幕
NEWSポストセブン
大谷翔平(写真/Getty Images)
《昨年は騒動に発展》MLBワールドシリーズとNPB日本シリーズの日程が“まるかぶり” NHKがワールドシリーズ全試合放送することで新たな懸念も浮上 
NEWSポストセブン
森下千里衆院議員(共同通信社)
《四つん這いで腰を反らす女豹ポーズに定評》元グラドル・森下千里氏「政治家になりたいなんて聞いたことがない」実親も驚いた大胆転身エピソード【初の政務三役就任】
NEWSポストセブン
ナイフで切りつけられて亡くなったウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(Instagramより)
《19年ぶりに“死刑復活”の兆し》「突然ナイフを取り出し、背後から喉元を複数回刺した」米・戦火から逃れたウクライナ女性(23)刺殺事件、トランプ大統領が極刑求める
NEWSポストセブン
恋愛についての騒動が続いた永野芽郁
《女の敵なのか?》山田美保子氏があらためて考える永野芽郁「心配なのは、どちらにとっても“セカンド女”だった点」
女性セブン
『酒のツマミになる話』に出演する大悟(時事通信フォト)
『酒のツマミになる話』が急遽差し替え、千鳥・大悟の“ハロウィンコスプレ”にフジ幹部が「局の事情を鑑みて…」《放送直前に混乱》
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(HP/時事通信フォト)
「私嫌われてる?」3年間離婚を隠し通した元アイドルの穴井夕子、破局後も元夫のプロゴルファーとの“円満”をアピールし続けた理由
NEWSポストセブン
『週刊文春』によって密会が報じられた、バレーボール男子日本代表・高橋藍と人気セクシー女優・河北彩伽(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
「近いところから話が漏れたんじゃ…」バレー男子・高橋藍「本命交際」報道で本人が気にする“ほかの女性”との密会写真
NEWSポストセブン
小野田紀美・参議院議員(HPより)
《片山さつきおそろスーツ入閣》「金もリアルな男にも興味なし」“2次元”愛する小野田紀美経済安保相の“数少ない落とし穴”とは「推しはアンジェリークのオスカー」
NEWSポストセブン
aespaのジゼルが着用したドレスに批判が殺到した(時事通信フォト)
aespa・ジゼルの“チラ見え黒ドレス”に「不適切なのでは?」の声が集まる 韓国・乳がん啓発のイベント主催者が“チャリティ装ったセレブパーティー”批判受け謝罪
NEWSポストセブン
高橋藍の帰国を待ち侘びた人は多い(左は共同通信、右は河北のインスタグラムより)
《イタリアから帰ってこなければ…》高橋藍の“帰国直後”にセクシー女優・河北彩伽が予告していた「バレープレイ動画」、uka.との「本命交際」報道も
NEWSポストセブン
歓喜の美酒に酔った真美子さんと大谷
《帰りは妻の運転で》大谷翔平、歴史に名を刻んだリーグ優勝の夜 夫人会メンバーがVIPルームでシャンパングラスを傾ける中、真美子さんは「運転があるので」と飲まず 
女性セブン