芸能

朝ドラ「五代様」への異常な愛を皮肉る綾小路きみまろ川柳

 夫婦の間には数々のドラマあり――『きみまろ「夫婦川柳」傑作選』の第2巻が3月に発売された、綾小路きみまろ(65才)が、小粋な夫婦川柳を紹介します。

 * * *
 皆様、1年9か月前、平成26年の6月に、どんな出来事があったか覚えていますか?

「私、主人が官庁に勤めてるから知ってる! 経済産業省の『平成26年版通商白書』が6月24日に発表されたのよ」

 違います!『きみまろ「夫婦川柳」傑作選』の第1巻が発売されたんです! それを忘れて「白書」なんて、奥様「薄情」です。

 第1巻が売れないと、文字通り『一巻の終わり』でしたが、おかげ様で増刷に次ぐ増刷。この3月に第2巻の発売となりました。

 今回は収録されている夫婦川柳240句の中から「なかなかいいわね」と笑っていただける句をご紹介したいと思います。

【「五代さま!」 ハマる女房に あたま来た!】

 NHKの朝ドラ『あさが来た』で、世の奥様がたのハートを鷲づかみにした「五代さま」。「ほんと!『あさが来た』にはあたま来た!」とお怒りのご主人も。平日は8時前に出勤するから別にいいのですが、問題は土曜日。8時前に起きて、「メシは?」と聞くと「これから『あさが来た』が始まるから作ってる暇ないの」と奥様。

 そしてお昼。

「今後こそ、メシは?」
「『あさが来た』が始まるの」
「朝、見たじゃないか!」
「アンタの顔と違って、何回見ても飽きないの。ああ、五代さま~!」

 続いては、こんなご夫婦も。

 最近は犬より猫を飼う人が多いようですが、犬好きで歴史好きのご主人が、「犬好きの代表は綱吉だな」と言うと、「芥川賞の?」と奥様。

「それは又吉! オレが言っているのは犬公方の五代将軍、徳川綱吉だよ」
「五代? 知ってる。『あさが来た』の五代さまでしょ?」

 また、五代さまです。その五代さまもドラマの中で亡くなり、「これで女房も朝ドラ離れをして、食事を作ってくれるだろう」と思ったら、「五代ロスで、何も作る気がしないの」。残念! ついには夕食まで作ってくれなくなるのです。

※女性セブン2016年3月31・4月7日号

関連記事

トピックス

真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン
国内統計史上最高気温となる41.8度を観測した群馬県伊勢崎市。写真は42度を示す伊勢崎駅前の温度計。8月5日(時事通信フォト)
《猛暑を喜ぶ人たちと嘆く人たち》「観測史上最高気温」の地では観光客増加への期待 ”お年寄りの原宿”では衣料品店が頭を抱える、立地により”格差”が出ているショッピングモールも
NEWSポストセブン
中居正広氏の騒動はどこに帰着するのか
《中居正広氏のトラブル事案はなぜ刑事事件にならないのか》示談内容に「刑事告訴しない」条項が盛り込まれている可能性も 示談破棄なら状況変化も
週刊ポスト
離婚を発表した加藤ローサと松井大輔(右/Instagramより)
「ママがやってよ」が嫌いな言葉…加藤ローサ(40)、夫・松井大輔氏(44)に尽くし続けた背景に母が伝えていた“人生失敗の3大要素”
NEWSポストセブン
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
【観光客が熊に餌を…】羅臼岳クマ事故でべテランハンターが指摘する“過酷すぎる駆除活動”「日当8000円、労災もなし、人のためでも限界」
NEWSポストセブン
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《金メダリスト・北島康介に不倫報道》「店内でも暗黙のウワサに…」 “小芝風花似”ホステスと逢瀬を重ねた“銀座の高級老舗クラブ”の正体「超一流が集まるお堅い店」
NEWSポストセブン
二階堂ふみとメイプル超合金・カズレーザーが結婚
二階堂ふみ&カズレーザーは“推し婚”ではなく“押し婚”、山田美保子さんが分析 沖縄県出身女性芸能人との共通点も
女性セブン
山下美夢有(左)の弟・勝将は昨年の男子プロテストを通過
《山下美夢有が全英女子オープンで初優勝》弟・勝将は男子ゴルフ界のホープで “姉以上”の期待度 「身長162cmと小柄だが海外勢にもパワー負けしていない」の評価
週刊ポスト
夏レジャーを普通に楽しんでほしいのが地域住民の願い(イメージ)
《各地の海辺が”行為”のための出会いの場に》近隣住民「男性同士で雑木林を分け行って…」 「本当に困ってんの、こっちは」ドローンで盗撮しようとする悪趣味な人たちも出現
NEWSポストセブン
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《北島康介に不倫報道》元ガルネク・千紗、直近は「マスク姿で元気がなさそう…」スイミングスクールの保護者が目撃
NEWSポストセブン
娘たちとの関係に悩まれる紀子さま(2025年6月、東京・港区。撮影/JMPA)
《眞子さんは出席拒否の見込み》紀子さま、悠仁さま成年式を控えて深まる憂慮 寄り添い合う雅子さまと愛子さまの姿に“焦り”が募る状況、“30度”への違和感指摘する声も
女性セブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者が逮捕された
「ローションに溶かして…」レーサム元会長が法廷で語った“薬物漬けパーティー”のきっかけ「ホテルに呼んだ女性に勧められた」【懲役2年、執行猶予4年】
NEWSポストセブン